第6記 診療所の始まり
だいぶ、時間があいてすみませんでした、先月は別の作品を作成、投稿して少し忙しかったので、この作品は投稿できませんでしたが、なんとか今月中に投稿できました、
みんなで、昼食を食べ終えて一休みをしていると、レイラがメディに聞いてきたの。
「メディ様に、初めてお声をかけていただいたお言葉が、この木から、診療所が始まったとおっしゃってましたけど、どういう事かしら?」
「確かに~メディが~来て~くれたから~、この~診療所を~、安心して~始める~事が~出来たわ~。」
「実際に、診療所を始めたのは、メディが来てからしばらくしてからだったけど、メディがいなかったら、診療所は出来なかったのよね、シュンカお姉ちゃんは、怪我の治療は出来るけど、病気については、全く分からないし、私は、シュウカから本を見せてもらったから、多少は知っていたけど、診療所をやるには、不十分だったのよね。」
「とても興味深い話ですわ、もっと詳しく聞きたいですわ。」
「そうね~この~診療所の~、一員に~なったんだから~、知っていた~方が~良いわね~。」
「そうね、お互い、分からない所もあるから、みんなで順番に話せばいいかな、メディがここに来る前の事は、私達は分からないから、メディからお願いするの。」
「分かったわ、そう言えばここに来る前の話は、あまりしてなかったわね・・・」
私は昔はエレミットの外で暮らしていたわ、そこでたくさんの動物達と暮らしていたんだけど、今から5年ぐらい前に・・・。
〈ゴロゴロ、ピシャーン〉
私の木の近くに突然の落雷があり、その後に不気味な化け物が襲ってきたわ、直前の雷音に驚いて、ほとんどの動物達は逃げ出したけれど・・・。
「ロートシールド!」
私は化け物が来るのを魔法で防ぎながら、最後まで残ってくれた子達に声をかけたの。
「化け物がこっちに近づいて来てるわ、私が食い止めている間に、ハーニャ達も早く逃げなさい、独り立ちしたばかりのあなた達なら、まだ逃げられるはずよ。」
『そんな事言わないでメディ、確かに巣別れしたばかりで、ここに来て日は経ってないけど、メディには助けてもらってばかり、そんなあなたをおいて私達だけにげることなんてできないわ。』
「でも、このままでは、共倒れだわ、どうすれば・・・。」
『みんなで、逃げれば良いのよ、メディも人の姿を使えば動けるのでしょう?』
敵の攻撃を防ぎながら、私達が対策について話していると化け物の攻撃が私の本体に当たりました。
「うぐ、確かにこのままだとじり貧ですわね、主木と一緒に動くとなると魔力消費が激しいけど、そんなこと言ってられないわね。」
私は、人の姿になると、ハーニャの巣を抱えて逃げ始めたわ。
『逃げるのを提案しといて、なんだけどどこに逃げるきなの?』
「分からないわ、でもとにかく逃げないと・・・。」
【こ・・に・・・て。】
「今の誰?」
『どうかしたの?』
【こ・・く・ば・・・・う・よ。】
「誰かが呼んでいるの?」
『あの化け物、以外誰もいないけど、誰かの声が聞こえるの?』
【・こ・・れ・・・じ・・ぶ・。】
「やっぱり聞こえるわ、この声に懸けてみるわ。」
私はその声に導かれるように走り出したわ。
化け物はしつこく私達を追いかけてきたわ。
『メディ、私達の巣を置いて、反撃して。』
「そんなことをしたら、ハーニャの巣が狙われるかもしれないじゃない。」
『でも、これ以上、私達のせいでメディが傷つくのを見たくないの。』
私達は、化け物からの攻撃を受けながら、ひたすらにげたわ。
『メディ、・・・・・・いなくなっている、・・・・・助かった・・・、メディ?メディー。』
私は化け物の攻撃を受けぼろぼろになっていた
最後にきこえたのはハーニャの私を呼ぶ声と。
「・・・・・・倒れて~いるわ~。」
「・・・・・・助けなきゃ。」
倒れた私達を、助けようとしてくれている、女の子達らしき声だったわ。
「その女の子達というのがシュンカとスズカだったの、二人のお陰で私は助かったんだけど、あのあと気を失ったから、詳しくは二人に聞いたことが良いわ。」
「そんなことがあったんですわね、それでメディ様を助けた謎の声というのは、どなたなのですか?」
「謎の声はあの時点では分からなかったけれど、今思い出してみれば、封印されて眠っていた、ホリィの声だったのかもしれないわね。」
「ホリィ様というのは?」
「シュウカのところにいるドリアードよ、私の姉妹になるわ。」
「そうだったんですわね、わたくしもお会いしたいですわ、それともう一人、ハーニャ様というのは、どなたなのですか?」
「ハーニャは外で私の木に巣を作っていた、蜜蜂の女王蜂よ、あの時数日前に来て、仲良くなったんだわ。」
「そうだったんですわね、そのハーニャ様は今どちらにいらっしゃるのですか、お話してみたいですわ。」
「今は人化できるから、話できるけどあの当初はメディしか、言葉が分からなかったから、大きな蜜蜂がメディの近くで、飛んでたから、少し怖かったの。」
「ハーニャは~、メディが~完治してからも〰️二年位~一緒に~いたけど~、ハーニャの~巣が~大きく~なってきて~この近くにある~花の蜜では~足りなく~なったから、~今は~リリカの花畑の~近くに~巣を移しているわ。」
「私が完治したお祝いに、シュンカお気に入りの花畑に遊びに連れて行ってくれたのだが、そこでリリカがハーニャと意気投合してね、それにこの辺りは、花は少ないから、巣を移した気持ちは分かるけど、少し寂しかったわね。」
「そうだったんですわね、ところでリリカ様というのは、確か神獣の森の近くにある花畑にいる、花の精霊にそういう名前の精霊がいると聞いたことあるのですか、そちらのかたでしょうか?」
「そうだよ~リリカは~、花の精霊の~アルラウネ~で、緑の肌で~髪は~、百合の~花みたいで・・・」
{これ以降はr18内容を含むので割愛}
「ハーニャ達の話はこれぐらいにして、メディが倒れた後の話をしましょう、シュンカお姉ちゃんがこのまま続けて話すのが良いと思うの。」
「分かったわ~メディと初めて~会った~時の話~だったわね~。」
私と~スズカが~外に~いたら~向こうから~走ってきて~突然~倒れた~から~驚いた~わ~、確か~あの時は~。
「スズカ~大変よ~私達~と~同じ歳~位の~女の子が~、倒れて~いるわ~。」
「本当だ、それも精霊みたい、体もぼろぼろ、早く助けなきゃ。」
「でも~、大きな~蜂が~いて~近くに~行けないわ~。」
「あの蜂は、あの精霊を守ろうとしてる感じたから、私達が危害を加えないと分かれば、攻撃してこないと思うの、それに早く治療しないと手遅れになるかも。」
「分かったわ~、でも~こんな~ひどい~怪我~私に~治せる~かしら~それでも~やらなきゃ~ヒールウィンド~。」
「怪我が治ってきているけど、この女の子の怪我かなりひどいけど、シュンカお姉ちゃん、大丈夫?」
私は~、~小さい~頃に~回復魔法を~使える~用に~なって~から~、家族が~小さな~怪我を~したときに~治して~いたわ~、だけど~大きな~怪我を~治した~経験は~なかった~から~メディの~怪我の~治療は~当時の~私には~ほぼ~無理~だったの~、でも~。
「小さな~怪我は~治せた~けど~、怪我の~範囲が~広すぎるわ~、このまま~だと~。」
「私の力も使って、二人の力を合わせれば、あの女の子を助けられると思うの。」
「スズカから~力が~流れて~くるわ~、これなら~いけるかも~テレプレントウィンド~。」
「あれ、私は・・・、あなた達が私を助けてくれたのか。」
スズカから~力を~もらった~私は~、メディの~怪我を~治すことが~できたの~。
その後~メディは~私達と~一緒に~暮らす~事に~なったの~。
私は~小さい~頃から~家族の~怪我を~治して~いたから~、動物や~精霊の~怪我を~治す~診療所を~やりたかった~んだけど~、私が~怪我を~治す~ことしか~できないと~言うことと~私自身は~そんなこと~無いと~思うんだけど~、ぬけているところが~あるから~私一人が~診療所を~やるのは~不安しか~無いから~駄目だと~言われていたの~。
だけど~メディを~治療した~事と~メディが~薬草や~病気に~ついて~詳しかった~から~、薬に~詳しい~メディと~私をいつも~サポート~してくれた~スズカ~が~手伝う~なら~診療所を~やるなら~良いって~言ってくれたわ~、それに~シュウカと~トウカも~手伝って~くれると~言って~くれたの~。
それで~、家から~少し~離れた~場所に~メディの木と~小さな~診療所を~建てて~くれたの~これが~この~診療所の~始まりよ~。
「そういうことでしたのね、とても素敵な話でしたわ。」
「最初は~動物達~診療所に~来て~くれなかった~から~見回って~怪我を~してる~動物を~診て~まわったの~、その頃~人の姿に~なれる~動物は~たまもや~ハティや~リル~みたいな~神獣しか~いなかったわ~でも~ハーニャは~私達と~一緒に~暮らすように~なってから~人化~出来るように~なったから~何か~関係~あるのかも~、それと~以前の~診療所は~今に~比べると~小さかったから~。」
「それでは、以前の診療所はどうなったんですの?」
「えっと~私だと~上手く~説明~できない~から~スズカ~お願い~。」
「分かったの、私とシュンカお姉ちゃんとメディの診療所を開設してから、しばらくたってから・・・、」
〈ゴロゴロ、ピシャーン〉
「雷が、また化け物がくる!早く逃げなきゃ。」
「メディ~この森は~結界が~あるから~化け物は~来ないわよ~。」
〈バキバキ、メキメキ〉
「雷が大木に落ちたの、急いで動物を避難させなきゃ。」
私が、みんなを連れて外に出ると、雷による火があちこちに飛び火して、森林火災が大きくなってきたから手分けして対処したの。
「スズカ、火を、消して、行く、から、サポートして。」
「トウカ分かったの、一緒に手伝うの。」
「私は~子供が~多くて~避難~できるか~心配~だから~ミルファ~のところへ~まず~行って~みるわ~。」
「私は、動物達がいつも集まっているところに行ってみる、みんな少しでも被害を減らせるよう、頑張りましょう。」
私はトウカと一緒に消化を手伝い、シュンカお姉ちゃんは、怪我をしている動物を治療して、シュウカは動物の避難とみんな協力して、なんとか森林火災を消し止めることが出来たんだけど・・・。
「火は・・・全部、消すことが、出来たわ。」
「消し残しは無いと思うの。」
「怪我を~した~動物は~みんな~治療~出来たわ~。」
「こっちもなんとかみんな避難出来たよ、怪我をした動物はいたけど、みんなシュンカ姉さんが治してくれたから、犠牲者はいないよ、でも森林が・・・。」
「完全に、燃え尽きた、木は、ほとんど、無いけど、だいぶ、燃えちゃっている。」
「動物達の~住みかが~。」
「私にもっと力があったら。」
「諦めるのはまだ早いと思うの、私達が力を合わせたら、きっと森を甦らせられると思うの。」
「そうね~私の~回復の~力を~スズカの~力で~、強化してもらえば、いけるかも~。」
「私の力も使って、私の成長させる力なら、シュンカお姉さんの役に立つと思う。」
「私の、力も、何かの、役には、たつとおもう。」
「行くわよ~全てを~癒して~ヒールウィンド~。」
「森の成長を、フルーウィンド。」
「森よ、元に戻って、アイスウィンド。」
「みんなの思いを届けて、フォローウィンド。」
「「「「合成魔法、リボーンストーム!!」」」」
私達が力を合わせた魔法は森全体に吹き荒れて、森は完全に元の姿を取り戻すことが出来たの。
その後しばらくして、精霊達や神獣、人化が出来るようになった動物達が感謝の証として、火事の影響でぼろぼろになっていた前の診療所を改修して、今の診療所を建ててくれたの。
それとこの出来事を機に、トウカは新しい建物を建ててもらい、シュウカは、図書館の遺跡といわれていた、建物に住む許可をもらえてそこに住むようになり、今は二人とも一人暮らしをしているという訳なの。
「そんな出来事があったんでしたのね、とても素晴らしい話を聞かせていただきましたわ、ですけど同じ森に住んでいるのに全くしりませんでしたわ。」
「それは、火災が起きたエリアと神獣の森が離れていたからだと思うの、それに神獣の森の近くには、花の精霊のリリカや、水の精霊のルルカがいたし、あの時はハーニャのが心配だと言ってメディもいたはずだから延焼するのを防いでくれていたのかもしれないの。」
「そういう理由があったんですわね、色々話を聞かせていただき、ありがとうございましたわ。」
「話していたら~お腹が~空いてきたの~。」
「確かに結構話し込んでいたから、そろそろ夕食の時間だわ。」
「本当なの、すぐに夕食の準備に取りかかるの。」
こうして、今日も1日が過ぎていったの。
診療所の始まりの話でした、今回名前だけ出てきたキャラは今後登場させる予定なのでお楽しみに、それと割愛した部分は話事態は頭の中で浮かんでいるので希望がある、または気が向いたらノクターンで書くかも。