第2記 弟子志望現れる
前回から、だいぶ時間がたってしまったけど、年内に投稿できまさした。
「昨日は、患者さんが二人も来て大変だったな、でも二人とも順調に回復して良かった。」
私スズカは、今日料理当番なので、朝食を作っている最中なの、シュンカお姉ちゃんも、作ってくれたら、そのぶん私とメディが、楽になるんだけど、お姉ちゃん料理音痴だからな・・・
「スズカおはよう、この匂いは、人参かしら?」
「そうよ、昨日キャロルから、美味しい人参をもらったから、色々ね、シャルルとくるみには、メディからもらったハーブを入れた特性料理を仕込んでいるわ。そうだ後で二人の容態を確認しないと」
「二人ならここに来る途中で診て来たけど、まだここまで来るのは、難しいけど、かなり回復していたわ。」
「じゃあ後で二人の部屋に料理を届けるわね。」
「おはよう~美味しそうな~匂いね~。」
「キャロルからもらった人参を使った料理よ」
「キャロルちゃんの人参~美味しい~よね~。」
「スズカ、料理はそろそろ出来そう?」
「もう、出来たから朝食にしましょう。」
「今日二人は、昨日行けなかった、花畑に、行くんだろう?」
「そうよ~昨日は~行けなかった~から~今日~こそ~行きたいの~。」
「だったら、途中の神獣の森に寄って、薬草を採って来てほしいんだ、在庫が少なくなったのが、幾つかあるから。」
「良いけど、メディの能力で出せないの?」
「前にも言ったかもしれないけど、私の能力だと、魔力を結構使うから、多くは出せないし、品質も生えているものの方が良いことが多いから、緊急時に出すぐらいなんだよね、実際、トウカにも、灼熱ポーションの材料のセツゲッカを育てているしね。」
「そう言えば、そうだったわね、分かったわ、途中で、採取してくるわ。」
「今の時期の~神獣の森~なら~美味しい~果物~も実って~いるはず~だから~、収穫~しましょう~。」
あの後食事を終え、片付けも終わらせた私達は、昨日行けなかった、花畑に向けて行く事にしたの。
入院してた二人への食事は、採取の約束のお礼にとメディが、持って行ってくれたの。
「神獣の森に~、ついたわね~、早速~、果実を~、採りましょう~。」
「シュンカお姉ちゃん、メディが頼んでいた、アップリューと、ヒールベリーも、収穫してね、私は、薬草を採るから。」
「分かったわ~、二つとも~美味しいから~たくさん~採りましょう~。」
「シュンカお姉ちゃん、こっちは、薬草を必要な数全部採取出来たよ。」
「私も~たくさん~収穫~したわ~フルーツのお菓子~今から~楽しみ~♪」
「シュンカお姉ちゃん、気が早すぎ、今夜、フルーツタルトを作ってあげるから。」
「スズカの~タルト~美味しい~から~楽しみだわ~そういえば~アップリューは~、何の~特効薬~だった~かしら~?」
「アップリューは、確かこの森の・・・」
『・・ル・・・ン、どうし・・この・・だと・・・たら・・・せんわ』
「待って~誰か~困っている~みたい~行って~みましょう~。」
「そうね、誰かが怪我してるかもしれないから、急ぎましょう。」
「痛い・・・熱い・・・助けてコン」
「ヒールホーン!ヒールホーン!、どうして使えないのよ」
そこには、治療魔法を掛けようとしてるユニコーンと、全身傷だらけの・・・
「狐の~タマモちゃん~ひどい怪我~待ってて、今~、治すから~、ヒールウィンド~。」
「すごい、わたくしが、治せなかった、怪我が、一瞬で・・・。」
「熱い・・・コン・・。」
「怪我は~、治ったけど~、熱は~下がらない~みたい~、どうしましょう~。」
「待って、さっきの、タマモの症状、全身の引っ掻き傷に、高熱・・・、この症状、毒草の、ボアローズ・・・シュンカお姉ちゃん、アップリューだして、さっき言いかけたアップリュー、この毒草の症状に効果あるの。」
「分かったわ~、スズカ~、後は~、お願い~するわね~。」
「任せて、アップリューと、さっき摘んだ、プレアリアを磨り潰して、水と混ぜて・・・。」
「出来たわ、シュンカお姉ちゃん、タマモにこれ飲ませて。」
「分かったわ~、任せて~。」
シュンカお姉ちゃんが、タマモに薬を飲ませて、しばらくすると、呼吸も落ち着き、表情も穏やかになったみたい。
「これでだいぶ落ち着いたと思うけど、念のため診療所に、連れて行った方が良いと思うから、連れ帰りましょう。」
「素晴らしいですわ、わたくしが、治せなかった怪我を治してしまうなんて!シュンカさん、わたくしを、弟子にしてくださいませんか。」
「私の~、弟子~?でも~、私~人に~教えたこと~無いし~回復魔法も~、ヒールウィンド~だけなの~。」
「まあ、シュンカお姉ちゃん、感覚タイプだから、教えるのは、難しいかもね、そもそも何で、ユニコーンさんは、シュンカお姉ちゃんに、弟子入りしようなんて思ったの?」
「そう言えばまだ名乗っていませんでしたわね、わたくしは、レイラですわ、実は、わたくし達ユニコーンは、本来、角から治療の魔法が放てるんだけど、わたくしは何故か治療の魔法が使えないのですわ、でもさっきの、狐さんが、傷だらけになっていたから、治さなければと思ったんですけど、やっぱり使えず・・・。」
「そこに、私達が来てタマモを治療したから、弟子入りしたいと思ったわけね。」
「そう言うことですわ。」
「ユニコーンのレイラさんの~、不調の~理由も~、気になるわね~、シュウカ~なら~、何か分かるかも~。」
「そのシュウカさんなら、わたくしの不調の原因が、分かるのですの?」
「シュウカは、本からたくさんの知識を得てるから、知ってるかもね。」
「私のこと、呼んだの?」
「シュウカ、いつもは、家に籠って読書してるのに、珍しいわね。」
「仕事よ、秋ほどでは、ないけど、果実が実るから、大きくなる、お手伝いよ、ずっと家にいると、体に悪いし、太るからね、最近胸がさらに重くなってきたし・・・それより、二人こそなんでここに?」
「シュンカお姉ちゃんと、花畑に行く途中に、この森によって、メディの依頼で薬草をとってたら、怪我してたタマモと、ユニコーンのレイラとあって、彼女が魔法が使えない理由について話てたのよ。」
「それで~、シュウカなら~、原因に~心当たり~かなと~、思って話していたのよ~、シュウカ~、何か~分からないかしら~?」
「あー、その理由なら、おそらく魔力が滞っていて、角まで魔力が充分届いて無いのが原因だと、思う、前にユニコーンについての本にそういう症例があったから。」
「治す方法はあるんですの?」
「魔力が滞りやすい場所は決まってるから、そこをマッサージすれば、改善するはずだよ、でも私は、その場所は分かるけど、私は技術無いから、スズカ姉お願い。」
「分かった、シュウカその場所教えて、診療所で、マッサージ経験あるから任せて。」
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スズカが~、レイラさんに~マッサージを~、していて~、バキッ~、ボキッ~、とすごい音~、してるけど~、スズカの~、施術なら~、安心ね~。
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「シュウカの言った箇所はマッサージしたけど、どう?」
「思った以上に、痛かったけど、終わったあとは、体がかるいですわ、でもまだヒールホーンは、使える気はしませんわね・・・」
「魔力の通りが良くなったばかりだから、すぐは無理だと思うの、でも練習すれば、必ず使えるようになるはずだよ。」
「ありがとうございます、あなた達は、わたくしの恩人ですわ、やはり、お二人は、わたくしの師匠にふさわしいですわ。」
「私も?でも、不調の原因は取り除いたから、後は練習で充分だと思うよ。」
「それに~、この後~、タマモちゃんを~診療所に~、連れ~帰らないと~いけないし~タルトも~作って貰わなきゃ~。」
「分かりましたわ、これ以上、引き留めて、患者の症状が悪化しても、困るから一旦帰るけど、絶対に、弟子にしていただくまで諦めませんわ。」
そう言うとレイラは、帰っていたの。
「タマモが心配だし、私達も、帰りましょう。」
「そうね~、思ったより~時間が~掛かっちゃったし~。」
「ただいま~、タマモちゃんが~、倒れていたから~、連れてきたわよ~。」
「ボアローズの毒におかされていたから、シュンカお姉ちゃんが、怪我を治して、私が、メディから、頼まれた薬草の一部を使って治療したの、でも完治はしてないと思ったから、念のため連れてきたのよ。」
「なるほど、私が頼んでいた、薬草が役にたって良かったよ、それにしては、帰るのが遅かったけど、花畑の帰りに神獣の森に寄ったのかしら?」
「花畑には~、今日も~行けなかったわ~。」
「実は、タマモがいた場所には、先にユニコーンがいてね。」
そこから私は、メディに、今日あったことを話したの。
「なるほど、だから遅くなったのね、レイラって娘、能力が使えるようになって良かったわね。」
「そのあと、私まで弟子志願されるとは思わなかったけどね。」
「明日~レイラちゃん~ここに~来るかも~。」
そろそろお昼の時間に、なってたから、メディに手伝ってもらいながら、お昼をつくったの、タマモの体調もだいぶよくなり、食欲もあったから、良かったの。
「スズカ~、フルーツタルト~作って~。」
「約束してたからね、すぐ作り始めるね。でも一晩冷やす必要があるから、明日出すね。」
「分かったわ~。」
私は、フルーツタルトを作った後は、診療所の手伝いをしてこの日は終わったの。
フルーツタルトの作り方とか、詳しく書こうと思いましたが、思い付かなかったのでカットしました。