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1話:半透明の同居人

一話目は少し長いです。二話以降、3000字程度になります。


 夕方18時00分。一ヶ月前のことを考えるとまだ明るくなった方なのだろうか。一人の大学生は電車に揺られながら、酸素が薄い過密な空間から気を逸らすために車窓から空を眺める。夕暮れ時から夜へと変遷する空の色は深い紫。それはどこか爽やかで、どこか不気味だった。

 くたびれたリュックを抱きかかえ、扉の前に身を置く。新鮮な空気を求めるための背伸びで足に疲労が溜まる。踏切の赤い光が目の前を通り過ぎるたびに虚ろな目はまばたきをした。

 月曜の夕方の空気は重い。始まったばかりの一週間を、皆よく思っていない。先週の月曜よりも人が明らかに多い。そんなに人が多い路線ではないはずなのに。


 ふと、彼の思考は途切れる。誰も掴まない横向きのつり革が頭にコツコツとぶつかる。電車ががたんと揺れ、人の波が大きく動く。扉の前に立つ彼のところにもスーツ姿の男が押されてくる。すみません、いえいえ、と互いに交わし、また電車に揺られる。

 すぐ隣で座ってスマホをいじる学生も、その向かいでさっきまで眠っていたサラリーマンも、なにやら変な目線を彼に向ける。


(なんだよ……。そんなにさっきの受け答え、変だったか?)


 人の目線が気になる彼は、居心地が悪そうにまた窓の外に目をやる。

 次の駅は――。アナウンスが流れる。彼は反対側の扉へと向かった。乗客の多い時間を避けるべきだったか。不慣れな電車に後悔と苛立ちを感じる。

 ビルが立ち並ぶ都会から十分程で田舎に来てしまう。そんな田舎の薄暗いホームに立つ人はまばら。車内にはあれほど人がいたというのに、降りた人はほぼいなかった。

 彼、最上玲一(もがみれいいち)はその一人だった。


 まだ春――四月も上旬だというのに、夏のような暑さ。比例して酷くなる、満員電車のあの蒸し暑さはたまったものではない。玲一はハンカチを取り出して額の汗を拭いた。

 ふと風が吹く。ぬるい風だが、先ほどの空間にいた後だからか涼しい。玲一は一つ大きなくしゃみをした。

 やはり昨日風呂場で寝てしまったのがよくなかった。湯船に浸かりたいが水を贅沢に使いたくない。そのため30センチだけ湯をためることにした。結果、全く温まらないし、無駄な湯を使うことになるし、眠って溺れかけるし、挙げ句の果てに風邪をひきかけるし。中途半端にするといいことはない。


 落ち着いて、一息つこうとしたが、そうはいかない。電灯に群がる羽虫が視界に入ってしまい、玲一は「ひっ」と情けない声を出した。目を逸らした先――足元にはそれらの死骸がちらほらと点在。小さい羽虫は、好きじゃない。

 不意に抱いた頭の違和感。虫が這っているようなその感触に、彼は長い前髪をわしゃわしゃとかきながら、逃げるように駅を出た。


 大学生活最初の一週間は何事もなく過ぎ去った。右も左もわからない状態だった一日目と比べると、やはり一週間分成長したといったところだろうか。大学六日目ともなれば、重い荷物や大学の空気感にも慣れてきた。

 しかし、一週間で得たものはポジティブなことばかりではない。むしろ彼にとってはこちらの感情の方が大きかった。

 一週間、何も変わらず、大した気持ちの変化もなく。自分というものがイマイチわからない。何もない空っぽの人間。それが彼の自己評価だった。

 今までもそうだった。中学に上がれば、高校に入れば。きっと何かが変わると思った。だが、いずれも玲一が満足する結果は得られなかった。

 ならばいっそ形から入ればいいのではないか。そうして彼は一人暮らしをして、まず環境を変えようと思ったのだった。


 彼は大学進学にあたって部屋を借りた。駅から徒歩数分の、所謂駅近物件だ。その割に家賃は安い。それも『ふつうに安い』程度ではない。『破格の値段』である。

 喜ぶべきことなのかもしれないが、最近はそれが大きな悩みのタネになっている。と、いってもそれは自業自得に近いのだが。


「えっと……。あった、ここか」


 道の横にぽつんとある地蔵を見つける。昨日、近くの散策をしているうちに、この角を曲がれば近道になることに気がついた。

 しかし、玲一はそこを通り過ぎるのではなく、前で立ち止まり、地蔵に手を合わせた。今は神にでも縋りたい思いだった。次の休日には、最近知った、この辺りで有名な神社に出向くつもりだ。


 また少し歩くと、下宿先のアパートの薄汚れた白い壁が見えた。玲一の気は重くなる。本来なら安らぐはずの場所を前にして立ち止まり、深呼吸する。104号室の扉に手をかけた手には汗が滲んでいた。


「たっ、ただいま!」


 誰もいないはずの空間に向かって、わざと声を張っての帰宅の挨拶。なにもないと分かっていても、こうして大きな声を出すことで自分を奮い立たせている。

 間仕切りの壁とキッチンを前に、後ろ手にゆっくりと扉を閉める。

 玲一は一人暮らしである。誰にも鍵なんて渡していないし、大家さんが訪ねてくる予定もない。当然返事などあるわけが――


 おかえり。


「あああああああああああああ!!」と、思わず叫んでしまいそうになるが、なんとかそれを飲み込む。

 聞こえてしまった。微かに、だが確かに、それは玲一の耳に届いてしまった。

 これが彼の悩みの原因。正体不明の声である。

 曰く付きの部屋。それが玲一の部屋の家賃が安すぎる理由だった。下宿先を探していた時、彼はこの街の事故物件の多さに驚いた。その中で最も綺麗で、かつ、値段も非常に良心的なところを選んだ。当然、その安さには理由があるのは分かっていた。それでも金には勝てない。霊的なことなんてそうそう起こるわけがないと高を括っていたのだった。


「塩……塩撒かないと……。塩……!」


 食塩を小皿にちょろっと振り「悪霊退散」と唱えながら冷蔵庫の上に乗せる。

 謎の声現象は、この部屋に引っ越して来た二週間前の金曜日の夜からずっと続いている。その度に毎日塩を撒くため、今日で十一枚目となる。だんだん置くスペースがなくなり、ついに一昨日から皿の上に皿を乗せることとなった。


「下見に来た時にはこんなことなかったのにな……」


 間仕切りの扉を開けて、自分の部屋に入る。なぜ自宅に戻ったのに毎回ここまで手間をかけなければならないのか、謎だ。


 とりあえずその場にリュックを下ろす。ため息をついて電灯の紐を引こうとした時、ふと窓の外に気配を感じた。雲間から差し込む月明かりに照らされて、何かが動いたような気がしたのだった。たまに風に揺れる木がうつることはある。だが今回はそんなものではなかった。

 玲一はそちらに近づき、カーテンに手をかける。妙な寒気。鼓動が早まる。小さな手の震えがカーテンの裾を大きく揺らす。呼吸することも忘れてしまうほどに、布一枚とガラス一枚隔てた先のことが気になる。


 シャッ


 ぐっと目を閉じ、カーテンを勢いよく開ける。薄眼を開けると、瞼の隙間から何か黒いものが見える。こんな色のものはなかった筈だ。目をカッと開き、窓の外を凝視する。


「あっ……!?」


 そこにいたのは一人の女の子。ベランダの室外機の上に座っていた。

 少し乱れた黒髪のショートヘア。そして薄黄色のキャミソールの上にかなりダボっとした濃いグレーのシャツを着ている。うつむいているためその表情は見えない。


「なんで――」


 こんなところに。そう考えて窓の鍵を開けようと視線を下に移したその時。その子の異常さに気づいてしまった。


「あっ、あっ! 足! 足ッ!」


 慌てて後ろ歩きでその場から離れようとする。部屋の中央にどんと置かれたテーブルに躓き、後頭部から床に倒れていった。偶然その場に先ほどおろしたリュックがあり、頭を強打することはなかった。


「痛った……。はっ!? あ、悪霊退散!?」


 玲一は素早く身を起こし、背を壁にぴったりとつけて手を合わせた。何度も悪霊退散と唱えながら手を擦る。


「ねえっ!」


 ベランダの幽霊が玲一に話しかけてきた。窓越しのくせに声がよく届く。彼女は手が半分だけ出た萌え袖の状態でガラスを軽く叩く。それを見て玲一は手を擦るスピードを一層速めた。


「だああああ! 悪霊退散悪霊退散……」

「ねえってば! お兄さん、わたしの声聞こえてるでしょ!?」

「聞こえない聞こえないなんも聞こえない悪霊退散悪霊退散……」

「お願い! やっと見える人に会えたの!」

「悪霊退散悪霊退散……」

「聞いてくれないなら、呪うよ?」

「はい。なんでしょうか悪霊退散?」


 呪われたくない。玲一は手を止めた。


「ちょっと、ここ、開けてくれない?」

「エッ……ア……ハイ、悪霊退s」

「あと、それ。しつこいからやめて」

「ごめんなさい」


 玲一はそっと窓に近づき、鍵をまわす。半分くらい開けたところで幽霊は窓の縁を掴み、部屋に入ってきた。


「これで……いいか?」

「うん。ありがと」


 幽霊は玲一の顔を見ずに礼を言い、都合のいい場所を見つけたのか、掛け布団を退かしてスペースを作り、ベッドに腰掛けた。


「お守りも塩も全く効かなかったか……」

「あ、そうそう。キッチンに塩たくさん置いてるけど、あれ意味ないからね。勿体無いことしなくていいよ」

「……」


 玲一は無言でキッチンに行き、冷蔵庫の上に積んだ食塩を一つの皿に移した。


「あー、それにしても危なかったなあ。ちょっとベランダに出たらお兄さん窓閉めちゃうんだもんね。ずっとお兄さんのこと呼んでたのに、気づいてもらえなかったの辛かったなあ〜」

「えっ」


 昨日のことを思い出した。大学生活の一週間目を終え、初めて訪れた日曜日。こもった空気を入れ替えるためにベランダの窓を開けたのだ。春の風はまだ肌寒く、すぐに閉めた。


「俺が悪いのか、それ」

「だんだん苦しくなって来ちゃってさ。だってほぼ丸一日だよ? 女の子一人で丸一日外で過ごすなんてありえないでしょ!? 部屋に入るとやっぱ生き返るよね〜」

「生き返っ……。ああ、まあ、普通はそう言うよな。でも君はさ、その、ホラ、な? なんだ、言っていいか分かんないけど――」

「死んでるもんね」


 彼女は歯を見せて意地悪く笑顔を作った。


「自覚はあるんだな……」

「当然。わたしは幽霊だ。これだけは胸をはって言えるよ」

「ほう……」


 玲一は窓とカーテンを閉め、幽霊とテーブルを挟んで対面に座った。


(若いな。てか、幼いな。でもこの少し生意気な感じ……何歳だ? 高校生……未満。中学生くらいか?)


「あのねえ。こんなになっても、わたしはただの女の子と変わりないの。こんなか弱い女子を閉め出したお兄さんがまず言うべきことは?」

「えっ? あっ、すみませんでした」

「よろしーい」

「グエッ。よろしい、じゃねえんだよなぁ……」


 幽霊はベッドに座ったまま、テーブルを両手でえいっと押した。テーブルと壁とに挟まれ、玲一の体は潰された。彼はまたため息をつき、頭をわしゃわしゃとかく。ここ数日の間感じていた怪しげな雰囲気はこの幽霊によるものだったとは。

 そして目の前のそれをじっくりと観察する。

 玲一に負けず劣らず長い前髪は彼女の片目を隠す勢い。それでもわかるその顔の整いよう。間違いなく『美少女』にカテゴライズされる。彼女の服や、透き通るような白い肌は実際に透けていて、向こうのクリーム色の壁が見える。特に、細い首元なんかには透過具合が顕著に現れている。そして視線は肩、胸元へ。服も、やはり透けていた。


(こいつ、本当に幽霊なんだな。幽霊ってこんなもんなんだな)


 時間が経つにつれて、眼前の非現実を受け止められてきた。


(てか、夢なんじゃねーかな。なんかどこかで見たような顔だし。夢って記憶の整理だ、みたいなこと聞いたことがあるようなないような――)


 そんなことを考えていると、玲一が見ていた幽霊の肌は袖で隠された。幽霊の顔に視線を戻すと、彼女は自らを抱きしめ、頬を赤らめて玲一に冷ややかな目を向けていた。


「……そんな変なとこ、じろじろ見ないでよ。わたし、何もするつもりないよ?」

「お、俺もそんなつもりない! っが!!」


 玲一は声を荒げて立ち上がった。壁から出た柱の一部に頭をぶつけて、その場でうずくまる。


「っつ〜……」

「あはは。ところでお兄さん、名前は?」

「名前? なんでだよ」

「これからお世話になるかもしれない人だもんね。名前くらいは知っとかないと」

「お世話になるって、何考えてんだ!? こんな狭いとこで! おっ、お前はいいのか!? 俺と一緒に食って寝てって!」

「はいはい。騒がない騒がない。で、名前は?」

「も、最上……玲一……」

「へ〜。どんな字書くの?」


 彼女はこてんと首を傾げる。そしてベッドから降りて、玲一と同じテーブルに両肘をついて座った。そして、束ねていたチラシの中の一枚を自分の前に持ってくると、ペンはよ、というように手をちょいちょいとジェスチャーした。玲一はリュックから筆箱を取り出し、ボールペンを渡そうとする。


「あっ」


 ペンは玲一の手から零れ落ちた。机の上で鈍く跳ね、転がった。玲一はそれの先端に手を伸ばす。が、ペンを拾うことはできない。

 なんで――。

 視線はペンの反対側の端へ。そこには幽霊の手。彼女が先にペンを掴んでいたのだ。


「何してんの? 気をつけてよ」

「お、おう」


 彼女はそう言ってペンを拾う。

 玲一は自分の手をじっと見つめた。彼女が触れたものに触れられなかった。幽霊とは、一体なんなんだろうか。そんな疑問が生まれた。

 そして目の前でボールペンをカチカチと鳴らして先を見つめる幽霊の頭にそっと手を伸ばした。


「あっ」


 予想通り、すり抜けた。少しごわついた髪を触ることなく、玲一の手は彼女の頭に沈んだ。


「えっと、お兄さんの名前……」


 幽霊は顔を上げる。玲一の手に気づくと、その目は恐怖の色に染まった。


「やめて!」


 彼女はペンを放り投げた。壁にぶつかる音がする。玲一の手を払いのけようとするが、それすらもすり抜けてしまう。再び彼女はベッドの上に逃げるように飛び乗り、頭を手で隠すようにして縮こまった。


「やめて。なんか、怖いの」


 その声は震えていた。


「ご、ごめんな。嫌だったよな……」

「……嫌なことかは、分かんない。けど……わたしは……」


 しばしの沈黙の後、再び彼女は床に足をつけた。玲一はペンを拾ってきた。今度はテーブルに置く。


「そ、そう。お兄さんの名前……。聞くんだったよね」

「お、おう。最も……上……で、王偏に命令のレイ、漢数字の一、だ」

「やっぱり変わった名前だよね」

「言うほどか?」

「呼び方は玲一お兄ちゃん、とかがいい? あっ、今のよくない? 玲一お兄――」

「いや普通に玲一とかで良いだろ! だから、俺はそういう趣味はないからなっ!」

「え〜?」


 涙で少し赤くなった目を細め、悪戯っぽい笑顔になる。


「えーじゃない。お前の名前はなんていうんだよ? 幽霊ちゃんってわけにはいかないだろ」


 玲一の質問に、彼女は目を逸らしてしまった。そしてぼそりと小声で言った。


「分かんないんだ」

「分からない?」

「自分の名前とか、さ。わたし、なにも覚えてないんだ、生きてた時のこと」

「歳は?」

「分かんない」

「家族関係」

「分かんない」

「1+1は?」

「2」

「それは分かるんだな」

「馬鹿にしてる?」


 どうやら彼女自身に関する記憶がなくなっているようだった。彼女が今いるこの場所すらも、住んでいた場所かどうか定かではない。


「だからね、わたし、思い出したいんだ。なんでもいいの。協力してよ、お兄さん。いや、レイイチさん。ずっとひとりぼっちだったんだ。この部屋から出られない。空っぽの部屋に一人。そんなのもう嫌なの。レイイチさんが来てくれて、ホントに嬉しかったの」


 テーブルに乗って、迫ってくる幽霊。玲一は逃げられない。彼女の透けた顔が数センチ先に来る。澄んだ目が玲一に訴えかける。


「お願い……」

「分かった」


 その返事に迷いはなかった。

 何もないと思っていた今までの自分を変えたかったのか。あるいは、自分に関する何もかもがない、幽霊という不確かな状態で、自分はここにいると確かに言った彼女を少し羨ましく感じたからか。

 それを聞いて彼女の表情はぱあっと明るくなった。


「ここの部屋に入ったのも、見えるようになったのも何かの縁だ。お前の記憶を戻す手伝いをしてやる」

「ありがと! レイイチ!」

「お、おい――」


 玲一を抱きしめる幽霊。だが、またその体はすり抜けてしまう。壁にぶつかる幽霊。玲一の顔面は彼女の中に。重力で膨らんだ服を抜けた先には、彼女の胸があった。幽霊はまた赤くなって、慌ててそこから離れる。


「ぎゃっ!! 最悪……! 最低……!」

「事故じゃん! てか、自分のせいじゃん! そもそも抱きつこうとしたのもお前だし! 最悪とか言われてるがちゃんと見えてないし!」

「ひーん、レイイチの変態っ!」

「なにを、この……」


 玄関の方へと逃げようとする幽霊。それを追おうとテーブルを押しのけた玲一は、その場で立ち尽くした。彼のその様子に疑問を抱いた幽霊は、どうしたの、と問う。


「名前。お前の。分からないんだったな」

「あ……うん」


 玲一は顎に手をやり、目を閉じて考える。そして再び目を開くと、人差し指を立てて彼女に提案した。


「バケ子、なんてどうだ?」

「バ……なに?」

「オバケだからバケ子ってな。どうだ?」

「あんまり好きじゃない」


 彼女はつんとそっぽを向く。


「な……!?」

「けど。ま、いいわ。ありがたくもらってあげる。よろしくね、レイイチ」


 再びこちらを見たバケ子。彼女の頬は緩み、可愛らしい笑顔を作っていた。

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