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不老不死の兄と純血魔法使いの妹の日常  作者: ロラン
日常編(カイム)
7/64

魔法使いと知人と先生

話数を一度タイトルから削除してみました。

見にくい等あればまた追加しますので感想の欄にでもお願いします!


思ったよりも早く用事が終わったので投稿です!

「ふあぁ・・・おはよー・・・」

「あぁ、おはよう。ご飯食べて、着替えて、準備が出来たら街に向かおうか」


やはり真昼頃にミネアは起きてきた。

くしゃくしゃのロングのブロンドの髪を掻きながら、椅子に座り俺が作ったサンドイッチを食べ始める。


「んー。わかった」


ボーっと、部屋の右上辺りを見ながらモグモグとサンドイッチを口に運ぶ。

どうやらあんまり話は聞いてなさそうだな・・・。


「そういえば、お前って魔法の使い方って独学だよな」

「んー、そうだよ」

「・・・・今日は魔法の指導をしてる奴の所に行こうと思ってて、お前も少し聞いてきたらどうかとおもっ」


「ほんと!?行きたい!!!!今直ぐいこ!!!」


わ、分かったからまずは準備をしてからな、とミネアを嗜めながら彼女の髪を解かし。


「むぐ・・・ご馳走様!着替えてくるから終わったら行こう!」

「分かった分かった。ほら、準備してくるんだ」


そんなに魔法について興味があったのか?

たしかにミネアの圧倒的な魔力の使い方を教えれるものが今までいなかったからな・・・。


「出来たよ!行こう!」


勢いよく飛び出してくるミネア。準備はちゃんとできているがその勢いには押し倒されそうになる。

それじゃあ街に向かうか・・・。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「久しぶりだねー此処も」

「あぁ、そうだな、何時振りだろうか」


久しぶりのガゼス城下町に懐かしさを感じながら街中を歩く。

昔は無かったお店やオブジェクト、そして以前よりも賑わっているところを見ると少し嬉しくなるな。

そして昨日行くと約束していたカフェの前へ。


「いらっしゃいませー!」


カフェの中に入ると同時に勢いのある元気な声が響く、それと同時にロングスカートのメイド姿の少女が俺たち前に現れると、そのまま席へと案内をされる。


「ご注文は如何されますか?」

「じゃあおすすめのケーキを2つ」


かしこまりました。と言いながら少女は奥へと入っていく。

暫くすると、少女がいちごのショートケーキとホットコーヒーを2つずつトレンチに載せ持ってくる。

それらを机の上に置くと、失礼します。と言って奥へと再び消えていく。


「「いただきます!」」


二人同時に挨拶をし、そのままケーキへとフォークを伸ばし、口へと運ぶ。

あぁ・・・、これを求めてたんだ、この甘さが良い。

そして、甘さに満足そうに微笑むミネア。


「やっぱり此処にいたのか」


2人でケーキを堪能していると後ろから声が聞こえる。

振り向くとそこには銀髪ショートに左目にモノクルを掛けた翠眼の青年が立っていた。


「あぁ、シルファードか。これ終わったら行くから」

「待ってるよ。魔法学院の方に来てくれ」


シルファードはそう言い残すと魔法学院に向けて去っていく。

ミネアはあの人が先生?と聞いてくるので肯定する。


「あいつもお前と同じで純血なんだ。だから唯一この辺りで教えることが出来る人間だよ」

「なんとなく仲間な感じがしたよ」


ミネアは親近感が湧いたのか。早々にケーキを食べ終え、コーヒーを飲み干すと学院に向けて行こう。と言うミネアを抑えながら、食べ終えると料金を払い、店を後にする。


魔法学院か・・・、嫌な思い出しか無いな。

腫れ物扱いだったし、まぁミネアのためなら仕方ないか・・・。

先を急ぐミネアと一緒に俺たちは学園へ向かった。

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