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不老不死の兄と純血魔法使いの妹の日常  作者: ロラン
日常編(カイム)
3/64

ゴブリンの巣へ

森に入って数時間、俺とミネアは森の中を延々と歩いている。

流石に疲れてきたのか、否のところミネアと俺の距離が空き始めている事以外森の中で変わったことはない。

赤い川に着けばもう少しで目的地だからミネアにはもう少し歩いて貰おう。

・・・軽く話しかけて意識をそちらに向けておくか。


「この森を抜けたら例のゴブリンの場所だな」

「そうだねぇ・・・。この森って歩きにくいね。だから魔物が街に来ないのかな?」

「嫌、多分普通の森だと思うけど・・・・、おっ、赤い川だ。ここで一度休んでいこうか」

「はーーーい!」


ミネアが元気よく叫んだかと思うと川の目の前に突然現れ、そこに座り込む。

テレポートを使用したのだが、歩きが疲れるなら森のなかでもそれをすれば良かったのでは?と思ったが突っ込むのはやめておこう。


時刻は真昼くらいか。この調子で行けば夜までには仕事を終えられそうだな。

時刻を事を考えている俺と一方楽しみにしてたかのようにバックからおにぎりを取り出し、美味しそうに頬張るミネア。


「兄さんも食べる?中は何も入ってないけど」

「いや、俺は良いや。それ食べ終わったら行こうか」

「はーい・・・」


ミネアの声は勢いがなく物惜しそうに最後の一口を頬張る姿を見ると、俺は立ち上がり、指をさす。

「彼処が目的地だ。さぁ行こう」

「え!?もうそんな所だったの!?行こう!」


目的地は元々村人が鉱山として使っていた洞窟。

少し前からゴブリンたちが住処にしており、鉱石を取りにいけず困っているから何とかしてほしいというのが今回の依頼だ。


「今回は数も少ないし直接行こうと思うんだけどいいかな?」

「いいよー!ただ私魔法使うとあの洞窟壊れそうだから兄さん頼りになりそうだけど」

「あぁ、だからここでゴブリンたちが逃げないように見張っててほしいんだ、出てきた奴らを頼む」


ミネアはわかった。と言いながらその場で見張りを始める。

さて、俺もそろそろ行こうか・・・。

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