ちゃっかり乱闘騒ぎを起こしてしまった件について
そんな感じで来てしまいましたよ...
オタクの聖地秋葉原!!!
そもそも何でこんなことになったんだよ...
んあぁ!もうゲーム買ってソッコー帰ろっ!!
そんなイライラした俺に龍は何事もなかったかのような声と笑顔で、目の前のヨドバシカメラを指差した。
「まずはここ!」
ふっはっ。
こいつは心底あほだなw
「プププッ。ここカメラ屋でしょ!?何?さっきはドヤ顔で売ってそうな場所わかるとか言ってたけど何?まさか適当に言った感じですか?そうなんですかww」
「プププッ何々!?剣さんまさか名前だけでここがカメラ屋だ!とか思っちゃった感じ!?ここはヨトバシカメラって名前の大型家電量販店なんですけど!?ニコニコしながら知ったかぶっちゃった感じですか?そうなんですかww」
「ふふふっ。.......さ!ゲーム買って帰ろうぜ!」
「流すな!!」
ーーーーー
そんなこんなで店に入ると。
人ごみのせいか広いはずの店内がものすごく狭く感じた。
しかもオタクって感じの奴より、サラリーマンっぽいスーツを着た奴や学生、ちょっとおしゃれなホストっぽい奴。
挙げればきりがないようなさまざまなタイプの人間がいた。
まぁオタクっぽい奴もいるけど。
へぇ。
「秋葉って意外とオタクばっかじゃないんだな。」
「だから言っただろ?案外いろんな属性の奴がいるって」
「うん。あそこに俺らみたいな属性の奴もいるしな」
「1,2,3,4,5,6人か...おっ!こっちにガン飛ばしてくるよ?」
その中の体つきのいいボスっぽい奴が口を開けて体を揺らしながら威嚇してこっちに向かって来る。
「オメーらさっきから俺らの事ジロジロ見てっけど...」
(ドカッドスッゴキッ)
俺は何も言わずボスを三秒でぼこった。
秒殺されたボスを見てその仲間たちは少し怖気づいている様子だ。
そんな中ハッとした龍があわてながら。
「馬鹿!逃げんぞ!!」
一連の騒ぎを見ていた周りがざわつき始める
っ!!
そうだここは....
超がつくほど人の居るカメラ屋ジャン!!
次警察に捕まりでもしたら鑑別じゃすまなくなる!!
「バラけるぞ!一時間後連絡する!」
状況を理解した俺がそういうと龍はコクリとうなずき店を出て
俺は左に。龍は右にと別れた。
とりあえず大通りはダメだ。
「はぁ...はぁ...」
!!
やばい警察だ。
「はぁ...はぁ...」
こんな路地に店がある。
こんな場所にある店なら確実に警察は来ねぇ。
よし!