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シスシスだが俺は『死す死す』な件について。

とりあえず電車が動くまで外の喫茶店で一息入れよう。


そう思い席を立つ。


そして喫茶店に向かう。


駅近くのコンビに前でピンクのマジェスティが止まってるのを発見。



!?


フルカスタムのマジェスティ!?


ピンク塗装とは珍しい!!


おぉ!しかもこのマフラーは零神初代総長、零次さんが作ったオリジナルのマフラーじゃねーか!!


こんなところでお目にかかれるとは...



バイクを見回していると後ろから。



「人のバイクの前で何やってんだ?」




「いやぁ。すげぇ良いバイクだなぁと思って見とれてまし................ええぇぇぇぇっ!?!?!?」




いやいやいやいやいやいやいやいや!?!?!?


おっおかしくね!?!?!?!


何でこの人がスーツなんか着ちゃってんだ!?!?!?


てかいいよそんなことは!!!!!


ちげーだろ!!!!そこじゃねーだろ!





「よぉ久しぶりだな剣!」





よぉじゃねーわっ!!!!!!




何で!?!?!?何でキモ葉原なんかに............




美鈴さんが!?!?!?




「こんなところで何やってんだ?」



おおおおおおいっ!!!


それはこっちの台詞だろぉっ!!!!


平気で人の前歯無くす輩がこんなところで何やってんだよぉっ!!!



「何をそんなに驚いてるんだ。龍からいろいろ聞いてるんだろ?なら」


「いやいやそれでも驚くでしょ!普通!零神の元総長がこんなところで何してんっすか??」


「あぁ。ちょっとダチが困っててな。助けに行くところだ。で?お前は?」




美鈴さんに好きな女に嫌われて...なんて言えねーしな。


!?


いやいや!?!?

好きってそういうことじゃないよ!?!?


あの...いや...あれだ!妹として?


うん...妹としてだな!


平常心平常心。



「いや!俺はちょっと....まぁ。うん。龍につれられて」


それは昨日の話しだがこの際しょうがない!


「またか。もしかしてお前もオタクの仲間入りかー?うれしいなぁ。ようこそオタロードへ!歓迎するぞ!」


そう言って方を組まれる。


「いやいやそうじゃなくてですね」汗



手を横に振り否定をする。


そんな俺に肩をガックシ落とし。


「そうじゃないのか....」



何でそんなに悲しそうなんだこの人!


てか今さらだけど零神の元総長が糞葉原にダチって。


そんなことより、早くこの暴走オタクを帰さねーと色々厄介なことになりそうだ。




「あ。オタクの友達待たせて大丈夫なんですか?」



「あぁ。休憩時間に会いに行こうと思ってな。てか...」



そういうと顔を近づけて。



「私のダチに「オタクの」とかつけんじゃねーよ。右目取んぞ。」


こっ、こわっ!



[右取んぞっ]って何?この人今の冗談で俺の視界を半分奪おうとしたのか?


零神引退して少しは優しいお方になったと思ったら。


....よし!この人の前ではどんなことがあっても調子に乗るのはやめよう。


眼球がいくらあっても足りなくなる。


一歩下がって九十度に。


「すいませんでした。」


「ははっ!冗談だよ!」


あの顔で冗談かよ!?!?


てか早く帰れよまじで!



そんな俺の祈りが悪いほうに通じたのか。

周りをキョロキョロして。



「そういえば龍の顔が見えないけどあいつはどこに居るんだ?ちょうどあいつに頼みたいことがあったんだよ。」



ギクッ



「いや!なんか用事が...そう!用事があるとかなんとか言ってましたよ!だから俺だけ先に帰るところだったんです!」


「おっ!ならちょうど良い!お前でいいや!剣ちょっとついて来い。」


すごく嫌な予感がする。

この人の用事って大抵トラブル関係なんだよな。


よし!


「美鈴さん!その前に少し眼をつぶってください」


「何だよ急に気持ち悪いまぁいい」


そう言って美鈴さんが眼を閉じるのを確認すると俺は一目散に逃げ出し....


「おい。どこに行くんだ?....まさかお前この私から逃げ出すために眼をつぶらせたのではないだろうな。もしそうならこの世界全てから逃げられるようにしてやることになるが?」



コロサレル



「んでついて来るのか?こないのか?」


「行きます」



美鈴さんがバイクのエンジンをかける。


「てかこれからどこに向かうんですか?」


「『シスシス』」


わけのわからない場所を言われた。


バイクは麻衣の店に行くときに通ったの裏路地を通った。


まさかな。そんなわけねーよな。


だって行き先がたまたま麻衣の店だなんて事は....


いや神様。どうかそんな偶然は起こさないでください....


冷や汗をかきながら神様に祈っていると祈りが通じたのか、麻衣が居るお店を通り過ぎた。



よかったぁ!!!!

さすがにそんな偶然あるわけないっしょ!!!


ひやひやさせやがって。


神頼みなんてするわけねーだろ!


神め。自分が頼られたとか思ったか?

神め。この俺が祈ったとでも思ったか?思っちゃったか!?


このクズゴッドめ!!!





キュゥゥ!


「おっと。行き過ぎた。まぁいいここにとめよう。」


そう言ってバイクをあまり人の邪魔にならないよう道の端っこに止めた。



ちょっとまって神様。



「こっちだ。...剣、何で青ざめた顔をしてるんだ?」


「まさかとは思うんですが....美鈴さんが向かってるところってオタクと妹がいっぱい居るお店ですか?」



「お!察しがいい....おっと。どこに行くんだ?」


逃げようとする俺の腕を掴み。


「安心しろ。店はすぐそこだ。」



いったい何に安心すればいいのかわからないまま俺は抵抗むなしくもずるずると麻衣の居る店に引っ張られた。



看板を見ると。


「シスターシスター」


それでシスシスか。


神様って居るのかもしれない。そんな事を考える俺の脳内は完全に「死す死す」だった。

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