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[0:40] 現代異能力バトルファンタジーの決定版! ~ 『潮騒の街から ~ 特殊能力で町おこし!?~』

「それにしてもいろんな作品があるのな。どれも面白い作品ばっかりなのなっ」


 えーと、あなたもその作品に出てくるキャラクターの一人なんですが……。

 まぁ、自覚が無くても構わないですけどねー。


うぉっと! CM明けてました! 失礼いたしました。


「ねんまつ~っ、ねんしわ~っ、なろうざんまいなのなーっ!」


 はい、一人でのジングルありがとうございました。


 さて、早速作品のご紹介に移りましょう。

 4本目は、南野雪花先生作『潮騒の街から ~ 特殊能力で町おこし!?~』をご紹介させていただきます。


「おおー!なんかほのぼののんびりとした感じのタイトルなのなっ」


 そう思いますよね?しかし、タイトルとは裏腹に、この『しおから』、なかなか熱い作品なのです!


「なんかすごい略し方なのなね。聞いてるだけで呑みたくなるのな……じゅる……。」


 作者さん公式の略称ですので、無問題ですね。


 さて、『しおから』こと『潮騒の街から』の舞台は、北海道南部のとある漁師町。家庭の事情により高校生の主人公と中学生の妹が移り住んでくるところから物語は始まります。


「ちょっとしんみりとした感じのスタートなのなねっ。ところで“しおさい”ってなんなのなっ?」


 え?今更そこですか!?  え、えーと……海岸とか砂浜で聞こえるようなザワザワとした波の音のことですね。


「ふむふむ。じゃあ、説明つづけるのなっ!」


 ほったらかしですか……。まぁ、いいでしょう。


 東京から田舎町へと移り住んだ主人公二人は、それぞれに転校した学校にて早々に事件に巻き込まれます。そこでの出会いから“血筋”と“街”に隠された秘密を知る二人。

 そこから物語は大きく動き出します。


「なるほどなのなっ。何かワクワクするのなっ」


 ですよねー。

 そして二人は、女神や鬼の力を受け継いだ“特殊能力”を持つ強敵(ライバル)たちとド派手なバトルを繰り広げることとなります。

 常人たちは束でかかっても全く歯が立たない程の強大な力同士のぶつかり合い。ド派手な戦闘シーンはジャンプ黄金期を飾った“ゴッドサイダー”や“BASTARD!”を彷彿とさせます。

 

「微妙にセレクトが濃いのなっ。そしてそのセレクトは古いから伝わらないのなっ」


 えー、そうですかー? 最近の作品だと“幽遊白書”や“封神演義”、“地獄先生ぬ~べ~”あたりといったところでしょうか?


「まだ古い気がするけど、何とか通じるとは思うのなっ」


 ありがとうございます。


 さて、熱いバトルで拳を交わし合う第4章までを“第一部”とするなら、第5章から第11章までの“第二部”で、いよいよ主人公たちが“街おこし”へと取り組みます。

 “街おこし”と言ってしまうとほのぼのした雰囲気を感じさせますが、その実は“ほぼ独立国家の建設”という大事業。チートクラスの特殊能力を持つ彼らに逆らうことなど早々できません。

 北海道の地に“独裁国家”が生まれたとなれば、当然日本政府が黙ってはいません。そこに謎の第三勢力も加わり、物語は激しく動き出します。

 能力全開のド派手な戦闘シーンはもちろん、様々に巡らせられる“戦略レベルの策謀”の高いも、また第二部の見どころです。

 

「……すっごいお話なのなっ。しりあるなのなっ!」


 それをいうならシリアスですね。第二部は人間のドロドロとした“醜い部分”なども描かれ、ぐっと迫られるものも多いのが特徴。しかし、その中にも甘々なラブコメやちょいちょい挟まれる懐かしいネタが心地よい清涼剤となり、重くなりがちな話でも爽快な読後感を得ることが出来ます。

 あと、何気に主人公を取り巻く女性たちが増えていてうらやましいです。


「本音が漏れてるのなっ。ところで、その後も話は続いているのなねっ?」


 はい、その通りです。第12章から始まる第14章の第三部は、ほのぼのモード。作品全体にちょこちょこはされている飯テロ爆弾が、ここで大きく炸裂します。

 本気で腹を空かせにきますので、ご注意ください。


 第15章から第19章は、再び勢力争いが始まるバトル&シリアスモード。どえらい(名古屋弁)ところを的に回してしまった彼らに、史上最大のピンチが訪れます。

 そして第20章以降はまた新たな展開に。これからの更新も待望されるところです。


「一気に解説乙なのなーっ」


 ありがとうございます。

 緩急自在の面白さてんこ盛りのこの作品、個人的にはかつてのジャンプの名作「明稜帝 梧桐勢十郎」が思い出されます。


「また分かりづらいところをもってくるのなっ……」


 仕方がないです。古いタイプの読み手ですから。


 異世界転生系が多いなろうファンタジーの中、異色を放つ『潮騒の街から』。ぜひ皆様も楽しんで頂ければと思います。


「えーっと、とりあえず豚のから揚げと豚トロの煮込みを今度作ってほしいのなっ!」


 はい、そういうことはタクミさんに頼んでくださいね。


 いよいよ次がラスト作品となります。明日の更新もご期待ください!


■本日ご紹介した作品


「潮騒の街から ~特殊能力で町おこし!?~」 


作者名: 南野 雪花先生

ジャンル: ファンタジー/異能バトル

URL: http://ncode.syosetu.com/n6226cs/

Nコード: N6226CS


※明日はお昼~夕方早めの更新となる予定です

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ほっこり系異世界転移&グルメ系小説『異世界駅舎の喫茶店』は、毎月“8の日”更新にて絶賛連載中です!
こちらも合わせてお読み頂けましたら幸いです。ニャーチも登場しています!
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