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キスのマホウ  作者: 華代
4/5

6話♪入れ替わり

ここで話は、急展開!!

なんと、陸と夜朝が・・・!!!


+入れ替わり+


夜朝は、お風呂から出てきて、着替えているところだった。

「フフフ・・・。この石を置けば、夜朝あいつの幸せは終わりね・・・。」

その女は、人目につかない公園の、怪しげな魔法陣のそばに立っていた。手には、透明の石を持っている。

すると、その女は、魔法陣の真ん中に歩み寄った。

手に持っていた石を静かに置いた。

すると、まばゆい閃光を発した。

夜朝は、いつの間にか、見たことが無い部屋に来ていた。

「んん・・・?ここ、どこ?たしか、着替えていたはずじゃ・・・。」

 カサ・・・。

夜朝は、そばにあった紙に気がついた。


   夜朝と陸の体を交換した。

   戻す方法は、2つしかない。

   ・陸と、両思いになる。

   ・空の前で、キスをする。


「なに・・・これ?」

急いで、そばの鏡に駆け寄った。

と、思うと、駆け出していた。

と、いうよりも、引き寄せられているようだった。

『足、速くなってる!!』

と、考えているうちに、もう、夜朝の家の前に来ていた。

今は、親がどちらとも、仕事で出ている。

―バンッ!―――

そのまま階段を駆け上がる。

「陸!!」

陸は、夜朝の姿で、呆然と立ち尽くしていた。

「夜朝・・・。」

それを見た夜朝は、赤面した。

そして、近くにあったワンピースを投げつけた。

「早くそれ着て!!」

顔をそむけながら言った。

陸は、下着しか着てなかった。

「あぁ。」

陸は、顔色ひとつかえず、ワンピースを着た。

夜朝は、ムッとした。

『ちょっとは、恥ずかしがったりしなさいよ!』

陸が、恥ずかしいのをこらえていたのを、夜朝は知らない。

「これからどうするの・・・?」

「両思いになるか、先輩の前でキスするしかないだろ?」

「そんなぁ・・・・。」

夜朝は、泣いた。

「な・・・・泣くな。」

陸も、ろこつに嫌がられて、泣きそうだった。

「じゃあ、このまま一生、生きていく?」

「・・・イヤダ・・・。」

夜朝は、うつむく。

しばらくして、陸を見ると、険しい顔で、何かを考えていた。

夜朝は、怖くなって、見なかったことにした。

「しばらく、このまま生活するしかないな。」

「え・・・。」

「まあ、何とかなるだろ。」

さっきの表情からは、思ってもいない軽い言葉だ。

「じゃあ、私が・・・陸のフリをするってこと!?」

「まあな。」

「陸、ちゃんと、私のフリ・・・できる?」

『ムカッ』

陸は、何とか抑えた。

「メアド交換しようよ。」

「い・・・良いけど・・・。」

夜朝の突然の言葉に、陸は、戸惑った。

―ピピピピッ―――

「はい。」

「あ・・・・センキュ・・。」

まだ動揺しているようだ。

すると陸は、思い出したように、夜朝に言った。

「これから呼び捨てな。」

「え・・・。」

「じゃあ、今からな。」

陸は、断られる前に話を進めた。

「もうそろそろ帰るね・・・。」

「あぁ。」

「っていっても、り・・陸の家に行くから・・・。なんか変な感じ。」

「じゃあな。」

「うん、バイバイ!」

その言葉を交わして、今日は、別れた。




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