2話♪2人の美男子
+恋の始まり+
空が、夜朝のほうをを向く。
どうやら、気づいたみたいだ。
「夜朝ちゃん、来てくれたんだね。」
「空先輩・・・。あ・・・あの、告白の返事なんですけど・・・。」
「うん。」
「わ・・・私でいいなら・・・。」
「やった!!」
空は、夜朝に抱きつく。
「キャアッ!!」
夜朝は、ビックリして叫んでしまった。
「ご・・ごめん。」
すまなそうに、空が謝る。
夜朝も、赤面しながら謝る。
「一緒に、帰ろ?」
笑顔で言う。
「あ、はい・・・。」
ドキドキしながら、夜朝が答える。
会話がはずむ、帰り道。
「明日、朝、迎えに来るね。」
「よろしくお願いします。」
まだ、信じられないというように、夜朝が答える。
―チュンチュンチュン――――――
「お母さんおはよう。」
「夜朝、今日は、早いのね!!」
「まぁね。」
―ピンポーン―――
「は・・・はぁい。」
恐る恐るドアを開けた。
そこには、空が立っていた。
「おはよう夜朝ちゃん。」
「お・・おはようございます。」
といいながら、靴を履く。
「行こうか。」
「はい。」
空が、歩き出す。
夜朝は、それについていく。
会話がはずむ。さいしょは緊張していたけれど、学校に着くころには解けていた。
「おはよう!」
「夜朝、先輩と付き合ってるの!?」
「う・・・うん。」
「いいな〜」
「ズルーイ!!」
「いつのまに?」
夜朝は、みんなの注目の的となった。