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1話♪靴箱の手紙
私は、美月夜朝。恋にトキメク高1!!
ただ今、3年生の季移空先輩に片思い中!!
空先輩は、学校で1番モテモテ。
私も、その中の1人。口もきいたことのない空先輩。空先輩、私なんか・・・知らないよね。
―こんな恋、しなければ良かった―
+くつ箱の手紙+
「手紙・・・?」
今まで、手紙など、もらった事がない夜朝は、靴箱をまじまじと見つめてつぶやく。
そして、恐る恐る手に取った。
「ウソでしょ!?」
なんと、送り主は、空だった。
急いで、中身を見た。
夜朝ちゃんへ
夜朝ちゃんが、入学してきた時から、ずっと好きだった。僕と付き合ってほしい。
もし、今日、返事がもらえるのであれば、ずっと裏門で待っているから、声をかけ
て。
季移空
それを見るなり、夜朝は、駆け出していた。
向かった先は、裏門。
空は、しばふの上に座っていた。
夜朝は、声をかけようか迷っていた。あまりにも、かっこよかったから。