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半日補講1:木下夕子

・7/12(土) 1年A組で補講の後ランチルームへ



……。


…………。



夕子「……最悪ー!!!!」



大きな声を出しても1人きりの教室はシーンとしている。


いつもみたいに舞もゆりもいないとこんなに静かなのね。


あの2人って意外とうるさかったんだな。


はぁ……。


どうして私の期末テストは赤点しかないの?


期末テストの行われたのは7/7から3日間、初日が七夕

だったから私期末テストが全部100点取れますようにって祈ったのに。


彦星も織姫もイチャつくのに夢中で私のお願い見てなかったの?職務怠慢よ。


それとも私だけお願い叶えてくれなかったのかな?

だって他の子は赤点1教科だけとかなんだもん。


9時から始まった補講は最初の50分だけ受けて帰る子ばかりで最後までいたのは夕子だけだったの。


ま、いいわ!


とりあえず今日の分の補講は終わったしランチルームでお昼食べてっちゃお!



夕子「期末テスト12教科のうち10教科補講で〜?来週の土曜まで補講して日曜日に再テストか……」



スクバを持って補講を受けた教室を後にし階段を降りるけど土曜日の学校って本当に人が少ないのね。


運動場は……ソフトボール部?が見えるけどこんな暑いのにご苦労さま。


そう考えたら夕子の補講なんて涼しいしぼーっと聞いてたら終わるから結構いいものかも。



夕子「ランチ何食べよっかな……あっえぇぇぇぇ!?!?」



ランチルームに着いたら目を疑った。


だって、だって!!!



夕子「志保様!?」



昼食を優雅に召し上がる志保様がいるんだもの!!


どうして土曜日なのに志保様が!?


それに今日は櫟先輩もいないし、志保様だけがランチルームにいるなんてレア中のレア!!


も、もしかして夕子が補講頑張ったご褒美!?



夕子「志保様♡♡ご一緒していいですか♡♡」


志保「や___」


夕子「ありがとうございます!何食べてます?あ、カツ丼!?やだ意外と志保様って猛獣♡♡私も買ってきます!!横座るんで動かず待っててくださいね!!」


志保「………」



夕子の早口に圧倒されたのか瞬きする志保様の横の席にスクバをおいて食券を買いに行った。




______


____________




夕子「ん〜♡♡ロコモコ丼おいしい♡♡志保様が横にいるからもっとおいしい♡♡」


志保「……夕子ちゃんって毎日元気よね」


夕子「めっちゃ元気です♡♡」



今日のランチメニューは7月限定ハワイアンロコモコ丼!!


女子校のランチルームっていつも工夫されててほんとにすごいわよね。


おばちゃんたちに感謝感謝。



夕子「それより志保様?どうして今日学校に?」


志保「今日___」


夕子「ハッ……!!!もしかして志保様も!?」



まさか夕子と同じ時間までしっかり補講だったの!?


志保様ったら照れ屋さん……♡♡


きっと恥ずかしくて言えなかったんだわ!!


そうよね、いちい先輩は頭がいいって言ってたけど志保様も勉強が得意とか何も言われてなかったもん。



夕子「補講お互いお疲れ様でした♡♡勉強ってほんと

難しいですよね」


志保「……補講?何それ、私今日金曜日だと思ってたんだよね」


夕子「……えっ?」



……ま、間違えて来ただけ?


補講でもなんでもなく?


……。


それなら会えた私が超超超ラッキーガールじゃない!!



志保「夕子ちゃん補講だったんだ。全部赤点だったのね」


夕子「ぜ、全部じゃないですよ!?たったの10教科だけですから!!」


志保「逆にすごいねそんな赤点ばっかり」


夕子「褒められちゃった……♡」


志保「褒めてないよ。ごちそうさま」



うそヤダまだご飯半分も残ってるのにもういらないの?


志保様ってば随分少食……でもだからそのスタイルをキープできるのね!



夕子「志保様、残りは夕子が責任もって全部食べます♡♡間接キッ_」


志保「変態」


夕子「あーんいじわる♡♡……ってさっきから何!!」



私はスカートのポケットでさっきからブーブーなり続けるスマホに苛立ちながら着信履歴を見た。



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