○✕
<プロローグ>
ゲーム終了
_僕の勝ちだね
この世に当たり前なんてないんだよ(笑)
そんなそんな馬鹿な馬鹿な馬鹿な
胸が苦しいんだ。何だこの感情
あの男さえ居なければ。
みんなみんなまだまだ楽しい事辛い事
色んな思い出を作れたんだ。
ねえもう一度だけゲームをしよう
世界をかけたゲームを
何よりもスリルと命をかけたゲームを。
<1話>
「キーンコーンカーンコーン」
特に何も無い普通の日常
雨が降る日もあり晴れの日もあり曇りの日だってある。
春夏秋冬、朝昼夜普通の日常が何よりも楽しく
生きるを証明しているようだった。
ずっとずっと同じような事の繰り返しの中で何か1つ変わったことがあったら人々はそれを特別という。
友情 恋愛 勉強 この3つの中で何かいい事があったら人々はそれを運命という。
「はぁ…琉斗はつまんなくないの?毎日毎日休み時間ぼ〜っとしててさあ」
隣の席の莉優は毎日話しかけてくる幼なじみだ。
「別にお前よりは楽しく過ごしてる」
そんなの嘘だけど当たり前の会話を壊したくなかった。そして俺がぼ〜っとしてるのは今どきで言うルーティンを壊したくなかったんだ。
「なんかゲームとかしたくね?
琉輝さんなんかいいゲーム無いわけえ?毎日毎日当たり前の日々が来てつまんないんやけど笑」
琉輝さん?聞いたことない誰だ。莉優は男友達も女友達も多いフレンドリーな奴だからたくさん友達がいる。俺とは違う。
「…………………。先生は良く言う道徳の授業で人の気持ちを考えなさい。でも僕はそうは思わないんだ」
なんの話しをしている?莉優はゲームの話をしているのに
「何故かって?先生も人の気持ちなんて分からない。ただ上の者にこういう授業をやれと命令されてやってるんだよ。お前らは当たり前当たり前うるさいしつまらない?あのさもう
ゲームは始まっているんだよ」