九六日目 文字だけで人柄が出る
どうも、まちかぜレオンです。
公募用の新作を書き始めたいところですが、連載を3本抱えている状態なので、果たしていつ書くのかが問題になっています。
残り1ヶ月で12万字数書くとすれば。
毎日+4000字でどうにかなります。
週3万字かければ。
かなりきついですが、いける気がします。
ラノベをあまり読んだことがないそうにも響くような物語を作りたいものです。
____文字だけで人柄が出る
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小説というものは、文字だけの媒体です。ライトノベルでは例外的に挿絵が入っていますが、基本は文字情報しかありません。
それなのに、文字からはひしひしとその人の人柄を示すものです。
これはかなり不思議なことだと思っています。
喋り方なら、話すスピード・声のトーン・身のこなし など、多くの要素で構成されているはずです。
それに対し、小説では文字情報しかありません。
語り口は文字だけの情報からイメージする虚構のものです。
イメージだけで脳内に世界を構築して読んでいくわけです。
人によって小説の味が違う、というのはすごいと思います。
どれも、使われる表現というのは固定されているはずなのに、文面から作者の明るさが出てきたり、陰鬱なところが出てきたり。
なぜ、そうなるのでしょうか。
これまでの生き方が、小説に差異を与えるのでしょう。
みてきた作品・体験したこと・印象に残っていること。
たとえ双子だとして、読んでいる作品が全く同じだったとしても、みた後に感じることはそれぞれ違いますよね。
小説は、これまでに吸収してきた多くのことを、脳内から絞り出して文字に起こす感覚に似ていると感じています。
よく、「"俺tueee"やハーレムは、作者の願望が見え透いて気持ち悪い」といったことを耳にしますが、当たり前のことではないでしょうか。
今まで生きてきたことによって生まれた膨大な知識を駆使して、良い作品を生み出そうとするなら、自分の価値観が入ってきてもおかしくないわけです。
自作を振り返ってみても、当時の価値観だったり感性だったりがめいいっぱいに詰め込まれています。
そういったつもりで書いていませんでしたが、どうしても人柄だったり性格だったりが滲み出てしまうようです。
また、"俺tueee"やハーレムといった願望を、実際に無理やり叶えようとして犯罪になることが多いわけです。
モヤモヤする気持ちを昇華させ、小説という形にしてあげるというのは、どれほど健康的でしょうか。
それを楽しんでもらえる人も出てくるわけですから、感情を意図的に小説にぶつけるのもありだと思います。
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いかがだったでしょうか。
文字だけで個性が出るというのはすごく興味深いところです。
また、小説を書くことはやり方さえ間違えなければ、本当に健康的だと思います。
小説でなくても、何かモヤモヤすることがあれば、文字として書き出すことをおすすめします。
今回は以上です!!




