七四日目 物語の要約、できますか?
ようこそ、このエッセイへ。まちかぜレオンです。
【今日のテーマ】物語の要約、できますか?
さて、自分の見た作品の感動を友人に分かち合いたいとき、「やばい」「おもしろい」といって伝えるでしょうか。
もしまったくその作品を見ていない人にこんな感想をいっても、いまいちパッとしないでしょう。
友人や知人も見ていたとすれば通じるかもしれませんが。
物語のあらすじは、実に要約力が問われるものです。
その作品の要となる部分を、過不足なく抜きとっておもしろいと思ってもらう。
現代文の問題で、物語の要約がありますよね。
あれは数をこなして作り方のパターンを身につけていくものです。
これをそのまま本や自作の要約に活かしていい気がします。
いいあらすじを書くために、自分の好きなアニメの要約を考えたりしますが、どうしてもアニメの公式サイトのような要約ができないものです。
余計な情報と足りない情報のバランスを保ちつつ1000字以内にまとめるのはかなり労力を使います。
もう何万字とストーリーを書く方が楽だと思ったりします。
実はまとめる方が、難しいんですね。
色々なやり方が世の中に溢れていますが、それをあくまで参考にしつつ、最終的に自分の型を作り上げてしまうのが理想かと思います。
このあらすじをさらに要約したものがタイトルでしょう。
なろうの小説は目を引くための長文タイトルで、まだまだ抽象化して要約できそうなものが多いです。
ただ、本屋で売っているような刑事物って、パターンなのか、2文字〜4字の熟語で完結するものが多いです。
「悪寒」「新宿鮫」「慈雨」。
このレベルまで抽象化できると、だいぶ力になります。
自分の好きな作品のタイトルを、内容から要約して、まったく違うタイトルをつけて見るのも面白そうです。
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いかがだったでしょうか。
まとめるだけでも頭を使いますが、これを人に説明するレベルまで持っていくのは至難の技です。
地道にまとめる練習をすると、そのうち会話にも役立つと信じています。
そして何より、物語の要約練習をすすめるかというと、自分の"好き"を多くの人と共有できたら、楽しそうだと考えているからです。
ひとりよがりにならず、面白そうに作品について語れたら勝ちです。
同じ作品が好きな人と濃密なトークができたら最高ですよね。
今日見たドラマの要約からはじめてみてはいかがでしょうか。




