七一日目 小説を楽しめるのは速読か遅読か
ようこそこのエッセイへ。まちかぜレオンです。
【今日のテーマ】小説を楽しめるのは速読か遅読か
本をたくさん読んで、たくさん書く。ライティングのスキルを身につけていく中で、これが王道の方法でしょう。
本をたくさん読む、と書きましたが、みなさんきっと忙しいですよね。
娯楽は本だけではないですし、日々のやるべきことに追われて、なかなか読めない。
うまく時間を見つけて読むしかありませんが、ここでテーマに戻ります。
短い時間しか一日のうちに取れなければ、一冊を読み切るのに時間がかかってしまいます。
仮に一冊あたり2時間読み切るのにかかるとして、毎日30分しか読む時間がないとすると一冊四日間です。
これだと、1ヶ月に7冊しか読めないことになります。
本を読む人が少なくなっている最近の流れの中で、全体で見れば読んでいる方かもしれませんが、かなり物足りない気がします。
そこで僕は速読を提案したいというわけです。
既に何回か速読を身につけるために挑戦したことがあるので、大まかな流れはわかっています。
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〈原理〉
・脳が速いスピードを普通と感じるように錯覚させる。
(高速道路にいくと、周りの車が同じスピードだから気付かないけど、時速100キロって普通の道路で見たらめっちゃ速いよね)
・高速ページめくりから段々減速させていき、脳をスピードに慣れさせることで同じ理解度で速読できる
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数秒でバーっとはじめから最後のページまで捲るのを、頑張って目で追うんですね。
そこから捲るスピードを落としていくと、1ページ2秒とかでも「遅いな」となっていきます。
もちろんこれは一時的なものなので、時間が経つと効果は薄れますが、続けていけばしっかり効果は出てきます。
これを踏まえた上で速読と遅読のメリットとデメリットをあげでいきます。
【メリット】
〈速読〉短い時間でたくさん読める 他の人と同じ時間で何周も読める
〈遅読〉内容をより深く味わえる 特別な技術の習得が不可能
【デメリット】
〈速読〉通常の何倍ものスピードで読むので初期は頭が疲れて痛くなる
習得に時間がかかる どうしても遅読より描写などを詳しくイメージする時間がない
〈遅読〉日を跨いで読むとそれまでの内容がごっそりと抜け落ちてしまう
一気に何冊も読めない
個人的にはどちらがおすすめかといえば、両者のハイブリット型です。
速読は既に知っている情報が多いものに使い、遅読は知らない情報が多いものに、ということです。
まあ、少なからず速く読めて理解度も高いことに越したことはないです。
長い目で考えてやれば、3ヶ月近くを費やして毎日10分のトレーニングで速読をマスターするというのも悪い選択ではないと思います。
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いかがだったでしょうか。
これは好みの問題でしょうかね。
じっくり読むことにはじっくり読むことの良さがあって、逆も然り。
それでも、きっと速く読める方がいいのでしょう。
みなさんの意見を感想欄でお待ちしています。




