最終回
どうも、まちかぜレオンです。
いよいよ、最終回を迎えました。ちょうど、期限にしていた一年が過ぎていきました。
想像以上に多くの感想をいただけて、とてもうれしかったです。さまざまなアドバイスをいただきました。お叱りの言葉もいただきました。本当にありがとうございました。
さて、結果から先にいってしまうと、書籍化に至ることはできませんでした。
「自分も本を出したい」「人気作を書き上げたい」
このエッセイは、そんな思いから書き始めました。物書きは、誰しも一度は似たようなことを考えたことがあるのではないでしょうか。自分もその一人でした。
内容としては、どうやって攻略していくかの記録と、反省、改善点を挙げるなど。これが当初の構想でした。
しかし、いつしかこのエッセイも本来の役割を逸脱してしましました。
PDCAサイクルを回すことが本来の目的なのに、毎日更新することが目的になってしまい、本末転倒になってしまいました。
また、あくまで小説を書くのがメインのはずなのに、こちらばかりに注力して小説を書いていない。なろうの作品を読まない。そういう状況もありました。
野球に例えるなら、バッドも振らず、プロの意見も聞かずに「じぶんのかんがえたさいきょうのばっでぃんぐ」を追い求めるようなものです。
一ヶ月や二ヶ月もの間ほとんど書かない、なんてことも。
そして、聞こえのいい言葉で自分を誤魔化し、自分の作品に人気が出ない理由から目を背けていました。
「ブックマークが一つでもついていたらそれでいい」
と、現状に満足していたところがどこかあったように思います。
次第に、エッセイで書いた理想論と現状とのギャップがだんだんと開き、書き続けるのが苦しくなっていきました。そのうえ、他のうまくいっている作者さんと自分を何度も比べてしまい、圧倒的な違いに落ち込んでしまうこともありました。
エッセイを書くのを一時期やめてしまったのも、自分のできていない現状を直視することになり、嫌だった、というのが強かったように思います。
この「小説家になろう」での活動は、学校での勉強のような明確な答えはありません。
「こうすれば絶対にうまくいく」
という方法は決してなく、
「こうすればうまくいきやすい。でも、うまくいくとは限らない」
というようなものが多いようです。
一年前は、たった一つのシンプルで具体的な攻略法があるに違いないとばかり思っていました。今になって、それが間違いだったと気づきます。
伸びるためには、
①たくさん読む
②たくさん書く
③うまい人のやり方を真似する
④流行を把握する
この四つしかない、というのが今のところの答えです。
こんなこと、薄々多くの人が感づいていると思うんです。
しかし、できていない・やっていないという人が多いように思います。
頭でわかっていても、やれていない。
これが、ずっと改善できずに悩まされてきました。理想論はわかっているけど、行動に移せていない。口先だけで終わってしまう。
一番伸びた「遅咲きの最強氷魔術師」は、我流ではなく、いちおう①〜④をやった上で作った作品でした(後半は失速しましたが)。
「気を衒った、いわば斬新な作品を書いてみたい」という思いが前面に押し出され、後半はストーリーとして微妙になってしまいましたね。
……と、ざっと一年間を振り返ってみました。
今調べたところ、エッセイを除くと50万字ほど書いたようです。月換算すると40000字、1日あたり1000字ほど。多いんだか少ないんだか。
このような結果に終わってしまいましたが、まだ「自分の作品を世に出してみせる!」という思いは捨てていません。
正しいやり方はおおかた掴みましたので、これからの一年は、今までの一年よりはうまく立ち振る舞えると思います。
***
最後にもう一度。応援してくださったみなさん、ありがとうございました。
期限が来たのでこのエッセイはいちおう完結、となります。
ですが、書籍化を果たしてこそ、このエッセイは真に終わると思っています。
いつかまた、このエッセイに戻ってきます。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
終




