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二三三日目 反復練習で身につける
当たり前にできるようになったことは、これまでに何度もやってきているからこそできることでしょう。
はじめは誰でも、うまくできません。それでも何十回・何百回・何千回と繰り返すことで定着していきます。
小説の技術も、繰り返しでしか身につかないのでしょう。一度きいたことをすぐに習得し、高いレベルで使い続けるというのは多くの人にとって不可能に近いです。何度も使って、自分の思い描く形になるまで続けていって。そうしてようやく自然にできるようになっていくのでしょう。
テクニックはたくさんあります。細かいテクニックばかりにとらわれていると、全体が見えなくなります。はじめは荒削りで、徐々に細かいところまでできるようにしていく形が良いのかもしれません。
はじめは低い完成度でも、徐々に目立つ粗を無くしていく。また、突き詰められるところはさらに突き詰め、自分の武器として使えるように。
一筋縄ではいかないでしょう。日々の積み重ねで、さらなる高みへと距離を縮めていくだけなのでしょう。




