九九日目 緊張と緩和
どうも、まちかぜレオンです。
____緊張と緩和
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創作を面白くするのは、緊張と緩和です。
これができていると、受け手はグッと心を掴まれるものです。
ここぞというタイミングで力を入れ、抜く。
お笑いも、ずっとボケられていたら飽きてきますよね。
同じネタの展開をされると途中から疲れてしまいます。
同じネタを再度使いたいなら、途中で別の展開を入れてあげることが大事です。
朝昼晩、毎日ラーメンっていうのは飽きますよね。
たとえラーメン好きでも、全く同じものを三食食べ続けたら、飽きてくるのは明白です。
好きな食べ物はたまに食べるから美味しいのです。
カタルシスを得られるような気持ちいい展開だけで構成されたものは、一本調子になりがちです。
一つの作品として完結させるには、展開を意図的に変えていくことが必要だと思います。
シリアスな作品の中の日常シーンが、シリアスさを増すことはないでしょうか。
一旦落としてから、ガッと持ち上げるようにシリアスさに持っていく。
ホラーも、ずっと怖いシーンだけが続くことはないと思います。
何も起こらないことが、逆に恐怖を煽る、といったように。
音楽も、ずっとサビの音楽は覚えられません。
サビのためのAメロ・Bメロを重ねてから、盛大にサビがやってくるんです。
期待感を煽ることが重要です。それが、"緊張"のタイミングです。
そして、期待を達成させるべく、山場を演出する。
これこそ、緊張と緩和です。
創作に関しては、これが構成でかなり重要になってくるところです。
やり方は違えど、創作の根幹にあるものは変わりません。
緊張と緩和、これを意識して見るのもいいのではないでしょうか。
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いかがだったでしょうか。
前日の、"リズム"に関する内容を、小説に転換して考えたものが今回の内容でした。
メリハリにも似たような話になってしまいましたが、オンとオフが大事なのはどれをとっても同じなのだな、と考えさせられます。
一本調子にならないようにできるといいですね。




