25.ドレーク海峡
6時間ほど飛行を続け、ドレーク海峡に到着した。
音速手前程度だと結構かかるもんだな…
さすがに陸地のすぐそばにはいないだろうから
海峡を3分の1程進んでから海に突入した。
キャビテーションが発生しない程度の速度でとりあえずは海底を目指す。
潜り始めてすぐに辺りは暗闇の世界になった。
周りが見えるように光を発生させると深海生物に影響が出るかもしれない、
何か方法を考えなければ…
ふと、組合長が魔子はあらゆる物に含まれていると言っていたのを思い出した。
そうか、魔子だけを見るようにすればその密度で気体、液体、固体、生物の
判別くらいはできるようになるかもしれない。
「可視魔子!」
…なんかゾウに対して使いたくなるようなネーミングになってしまった。
サーモグラフィのように魔子の密度が見える。
フィルターを強めれば固体と生物だけ見ることも可能だろう。
あれ?これなら感知に長けた仲間とか探さなくてもいいんじゃ…
いや、せっかく時間をかけてここまで来たんだ。見つけてやろうじゃないか。
と、背後から何かに噛み付かれた。そちらに目をやると大型のサメらしき魚が
牙が刺さらないことに対して苛立っているかのように体をクネクネさせていた。
稲妻は周りに影響が出そうなので、
置換で胴体を両断した…が、サメは残った上体のみで
なお牙を食い込ませようと暴れている。
今度は頭辺りを切断するとようやくサメは絶命したようだ。
ホホジロザメ:B
チキューの全海域に生息する大型のサメ。生命力が強く、再生力も高い。
脳か心臓の機能を停止させないと死なない。
ドロップ
・ホホジロザメの槍
・ホホジロザメの皮
ホホジロザメの槍:B
ホホジロザメの牙でできた槍。傷を付けた対象の出血を促す。
ホホジロザメの皮:B
文字通りホホジロザメの皮。革鎧の他に
荒い紙やすり代わりや、ワサビを摩り下ろす用途にも人気がある。
胴体を両断されて普通に動くとは思わなかった。確かに凄い生命力だ。
…海中には滅多に来ないだろうからもっと襲い掛かってきてくれないかな。
その後も襲ってくるサメを返り討ちにしながら海底に到着した。
ここから南に向かって海底を這うように移動すれば問題ないだろう。
…少し浮いてたりしないことを祈るばかりだ。
少し移動すると前方右から魔子密度の濃い生物がこちらに向かってきた。
あの形状はタコか…?遠くで倒すとドロップの回収が面倒なので、
近づいてきたところを切断する。タコの脳は目の辺りだから注意だ。
クラーケン:B~A
深海に生息するタコのような姿をした大型の生物。
触手による攻撃や吸盤による局部破壊、猛毒の墨が強力。
ドロップ
・クラーケンの肉
・クラーケンの墨
クラーケンの肉:B
文字通りクラーケンの肉。生でも火を通しても絶品。
クラーケンの墨:B
文字通りクラーケンの墨。毒なので食用にはならない。
クラーケンだったのか…俺の中ではイカのイメージだったのに。
深さのせいかサメは襲ってこなくなった。
代わりと言わんばかりのクラーケンの襲撃を蹴散らしつつ、
移動を続けること数十分、遠目にやたらと魔子密度の濃い帯状の生物を発見した。




