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轢かれた声

作者: 煉瓦

舞った恋路に

列車を止めた

終電の曲想がまだ鳴り響く


痛い痛い

つけたキーホルダーだ

思い出の場所

笑って投げた

キーホルダー

デートの思い出は線路へ落ちた


くのんは好き

なんて夕食も食べずに

空が凍えてる


無難になんてやってられない

明日を消しゴムで消し去った

浮いてきた血が

白紙を埋め尽くした


序列型

縦社会に

居場所はどこ

エレベーターはどこ

君はどこ


回り回って明日も忘れるように

跳ね回った

直下型地震かしら

揺れてるのは私だけ


落ちてきた爆弾は

翻したスカートを狙った

痛いよね

そんな1秒が

永遠に焦げてのこった


うんざりよ

ナイフなんて握っても

代わる代わる人は生まれたは


瓦礫に吐かれた声が

まだ胸を締め付ける


局地的豪雨です

天気予報は未来を示した

修繕の兆しはなく

晴れる見込みも立っていません


虚空に唄えば夢に酔えるでしょ

今は涙が全てを語るは

轢かれた声に


人は止まるだろうか。


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