3話 主神?おっさんじゃないの?
足を踏み入れた途端に何かに引っ張られるなような感覚を覚えた。意識がそれにしか注目してないかのように・・・
ー歩くこと数分ー
7つの塔が立っていた。そして1つを除いて全ての塔の入り口に人が立っていた。
6人は俺の所に歩いてきた。俺は何かに大きなモノを感じた後、これが畏怖なのかと疑問を感じた。
「そうだ、それが畏怖だ」
そう言ったのは、40代くらいのおっさんで神主風な衣装を来ていた
「おっさん言うな!!あと、~風とかも!コレは神衣という物で神にしか着れないものだ!」
とキレ気味に言ってきた。なんだ?このおっさんは?
「ププッ、まだオッサンとか言われてるし(笑)」
と、ガタイのいい若い男が笑いながら、おっさんをからかい初めた。そのまま、お互い口論になってるよ(苦笑)
あれ?俺って声に出して喋ったけ?
「ここは私達が創った世界だから、心の声は丸わかりよ」
と、ローブをきたブロンドのお姉さんが言ってきた。
「じゃー、個人的人権とかねぇーじゃん」
と愚痴を言っていると、
「まぁーまぁー」と言いながら、気の弱そうな人がおっさんと、若い人のケンカ?に仲裁に入ると、
「改めてお礼を言おう。我らが世界に来てくれたこと、心から感謝しよう」
とおっさんが話し始め、他の5人と一緒に頭を下げだした。
「で、おっさん達は誰?」
と、序盤から思ってた事を聞いた。
「フム、我らは・・・」
とおっさんはしゃべり出した。
おっさん曰く、
おっさん↓主神 ゼイ
若い男↓ 武神 シン
ブロンドお姉さん↓ 魔神 ライム
気の弱そうな男↓ 商神 バラード
何にも喋らない背の小さな女性↓聖神 ミロ
ニコニコしていて優しそう大男↓天神 ゴルド
と言われた。
「え?神様なの?」
と正直に言うと、
「「「「え?今更?」」」」
と、ミロさんとゴルドさん以外の神達はつっこんだ。
そして、誰もいない塔は学神、ナドー
と言う神がいたらしいが今はいないらしい。そしてこの神が、今回の問題なのだという。
「向こうの世界でなんの間違いか転生しないはずの魂が、色々問題を起こし、そのナドーと言う学神を呼び起こしてしまったのだ。」
と、おっさんは言い出した。なんでも、ナドーはかつて、生命の進化は危機にあり、思う過激思考な神だったらしく、人々の世界に争いをもたらそうとして、勇者に封印されたのだか、今回のイレギュラーのせいで目を覚ましてしまい姿を隠してしまったらしいのだ。そこで下界に降りられない神は代行者をたて、イレギュラーの存在を何とかして欲しいらしい。
「そのため、我らの加護とスキルを付けとこう」
といい、皆さんがこちらにきた。