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1話 死後の世界 終始
強い衝撃を感じた後、浮遊感?というか衝撃を吸収された様なもの感じた。
目を開けるとそこには・・・1つの扉がポツンと立っていた。他には何も無い白い空間にただただ存在感を放つ扉。
俺は特に考えることも無く、その扉を開ける。すると、そこには1人の美しい女性が、立っていた。天使?のような雰囲気
、金髪、胸は・・・無くもないけど的な感じかな~。そして、
「ようこそ、死後の世界、終始へ」
そう言う女性。
「へ?死後の世界?あ、死んだのか、」
と戸惑いはしたものの、電車に跳ねられて死んだことを改めて思い出す。
そして、女性は紙を取り出して読み始める
「20時32分、伊藤 淳は後ろから押され線路に転落、そのまま電車に跳ねられて死亡、と記載されています。この様な案件は殺人ですので、こちらの扉からお進み下さい。」
そう言う女性、
「ん??殺人?俺って誰かに殺されたの?マジで?」
頭がついていかない自分、特にイジメや恨みをかった自覚も無かった。なのに俺は殺された、その事実が重くのしかかってきた。
考えていると女性は扉の奥にすすんでしまう。
理解できないまま、俺はその扉をくぐる。