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転生生活 魔法都市エディミアル 神童と天才

最後の流れが決め切れず遅れました。

試験の話の流れはプロットさんにご協力を要請したのですが、プロットさんが息をしておりません。

 模擬試合なのでそれほど威力のある魔法は控えるべきだろうし、そもそも模擬試合の性質上高威力の魔法を展開する暇はない。

 どちらが早く魔法を展開するかが、模擬試合の最たるところだ。

 つまるところ、精霊クラスに上がるには魔法展開が早い方が有利と言うわけだ。


「それではよろしいですか?」


 フォーミュさんの言葉に僕は頷き杖を構える。


「いいよ~」


 そしてクリアは杖を振りながら間延びした返事をする。

 あまりにも緊張感が抜けた態度に正直言って負ける気がしない。


「それでは、始め!」


 僕は、魔方陣を展開して魔法を発動する。


『光の矢』


 対してクリアは一言呟いて魔法を発動させた。

 しかし、それでは、狙いが定まらないはずだと高を括っていたが光の矢は、こちらを正確に捕らえている。


 僕が発動した雷の矢とぶつかり合い消失する。

 しかし、こちらの展開した魔方陣の本領はここからだ。

 僕は展開した魔方陣に魔力を流し込み再び雷の矢を発動させる。


「うわ~、凄いねそれ」

『光の壁』


 驚いたように言ったすぐ後、クリアは光の壁を出現させる。

 あそこまで短縮しているのに適切に魔法を発動させるクリアに驚きつつも光の壁を突破するために僕は魔方陣の形をいじり雷の槍を発動させる。


 雷の槍はクリアの光の壁に直撃するが、光の壁に阻まれる。

 何度かぶつけないといけないと判断した僕は、魔方陣を新たに二つ展開する。

 光の壁で阻まれるてクリアが何をしているか解らないけど相手も魔法使う以上時間を与えるのはまずい。

 魔方陣から雷の槍を作り出しクリアに向かって放つ。

 それとほぼ同時に光の壁が無くなり現れたのは、十本の光の槍を展開した状態のクリアだった。


「いけ~」


 間の抜けた物言いとは裏腹にこちらの三倍以上の数の槍が飛んできた。

 あまりにも早い魔法の展開に思わず息をのんだ。


「おお!」

「すご!」


 ドラフとミーミルの声を小耳に挟みつつも僕は、対応するために魔方陣に魔力を送り込みさらに雷の槍を六本作り出す。

 しかし、残り一本が間に合わない。


『雷の盾』


 クリアのように短縮した呪文を唱えてみたが、出てきた盾はいつもより不安定で何より小さかった。

 考える暇も無く迎撃に漏れた一本の光の槍が僕に襲い掛かる。

 盾自体に当たってくれたのはいいものの雷の盾自体は衝撃で消えてしまった。

 しかし、これで遠慮なく雷の槍を飛ばしまくればと思ったところでクリアがこちらに突っ込んで来た。

 僕は、一瞬思考が止まるが急いで魔方陣の構成を組み替え雷の矢で弾幕を張る。

 槍より矢のほうが構成が早いので突っ込んでくる相手にこちらの方がいいと判断したからだ。


『光の盾』


 それを読んでいたかのようにクリアは、光の盾を展開する。

 その出力は明らかに安定していて、雷の矢では削り切れず、槍でも数発必要だと判断しクリアとの間をとるように移動する。

 それと同時に地面に魔方陣を展開する。


 これで近づくことは出来ないだろうとひとまず安心し更に魔方陣を展開しようとした。

 しかし、直後違和感が僕を襲う。

 そして、その違和感の正体は直ぐに判明した。


「魔法陣が」


 反応しなかったのだ。

 クリアが通る前に雷の壁で進路を塞ごうと思ったのだがあてが外れてしまう。

 僕は慌てて魔法陣を展開する。

 だが、展開しきる前にクリアが魔法を発動する。


『光の矢』


 光の矢が現れると同時にこちらの魔法が発動する。


『穿て雷の槍』


 しかし、向こうの方が早く光の矢がこちらに向かって来る。

 槍では、迎撃しきれない僕は、破れかぶれで槍をクリアに飛ばす。


「そこまで!」


 その声と同時に僕の雷の槍とクリアの光の矢が消滅する。


「この勝負はクリアの勝ちと判断させていただきます」


 審判役をかって出てくれたフォーミュさんがそう宣言した。

拙作をお読みくださりありがとうございます。

一人称を拙作と拙者を合わせて拙作者にしようかと考えている今日このごろです。

評価云々は勿論あれば嬉しいのですが、読んでくれる人が多くなってくれるだけでも十分に嬉しく重いです。

間違えました嬉しく思います。

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