表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/120

転生生活 エリイの影魔法

 今日ついに精霊クラスへ昇級が決まったよ。

 本当は、フレアと一緒に昇給したかったけれど、でもフェイムおじさんが言うにはフレアは修行に行ったらしいの。

 それを聞いた時、エリイはとても悲しかったよ。

 けれど、うじうじしてても駄目。

 フレアがもっと強くなって帰ってくるんだからエリイも負けないように頑張らないと。

 守ってくれる人が強いのはいいけど守ってもらうだけのお姫様になるつもりはないの。


「影魔法で殺傷能力が高い魔法か」


 エリイは、フェイムに影魔法について聞いてみたんだよ。

 影魔法で攻撃が強いものがないか知りたかったの。


「影魔法は、闇魔法の派生魔法であることは教えたよな」


 フェイムの言葉にうんうんと首を何回も振ったよ。


「影魔法の特性上強い影魔法と言うのは大抵闇魔法に戻ってしまうのだ」


 それはよく知っている!

 影より暗いものは闇だということはよくわかっているよ。


「ここで問題なのだが、そもそも闇魔法には、直接攻撃できるものは少ない」


 そう、闇魔法には炎のように焼いたり、風のように斬ったり、土のように叩きつけたり、水のように押し流すことはできないの。

 光魔法も攻撃が多いわけではないけれど、少なくとも闇魔法よりは攻撃の手段が多いのは授業で聞いてたから知ってる。


「だが、それ以上に特殊な魔法が多いのも闇魔法の特性の一つだ。

 そして影魔法は、闇魔法の特性を最も受け継いでいる派生先だ。

 とは言え全く同じと言うわけではないが、やはり攻撃に使える魔法は少ない」


 それを聞いてエリイは、影魔法には強力な攻撃をできる魔法は無いと勘違いをしてしまったの。

 けれど何故か慌てたようにフェイムが教えてくれたことで勘違いだったことはすぐに気が付いたよ


「お、落ち込むな。

 影魔法には、限定的とはいえ強力な魔法がある」


 それは何?

 と思うと同時に頭を傾けます。


「【影舞】と呼ばれる魔法だ」


 影舞い?


「【影舞】は、自分の影あるいは他人の影を立体化させる魔法だ。

 限定的と言ったのは、【影舞】そのものにはやはり攻撃力と言うものが皆無だからだ。

 だが、影の位置次第では、不意打ちに使えるし陽動にも使える。

 欠点としては、正面から使う場合はそれなりの武力が必要だということか」


 やはり、闇魔法には直接攻撃できるものはないのかな。


「む、これでは不満か。

 直接攻撃できるものか。

 ……無くはないのだが、あれは闇魔法としてはそこそこ特異だからな」


 そう言われてエリイはフェイムの顔をまじまじと見てやりました。


「分かった分かったからそんな目で見るな。

 はあ、教えやるてやるよ。

 と言ってもこの魔法はどうしても光源を持つ必要がある。

 と言うのも、元々影魔法は光のある中でもある程度闇魔法を有効に使うためにできたものだという経緯があるのだが、今から教える魔法は、【影舞】の先であるが、それ以上に厄介なものであることは常に意識するように。

 【影絵】と呼ばれる魔法だが、この魔法の難点は闇魔法なのに光が必須だということか。

 エリイ君は知っているだろう影魔法は、たいてい光がなくとも使える。

 あたりが真っ暗闇でも使うことができる

 ただ、この魔法は、どうしても自分で光源を操れないと真価を発揮できない」

「それです! その魔法が知りたいです!」

「うお! そ、そうか」


 これならフレアが戻ってきた時に協力して魔法を使うことが出来るんじゃないかとピンときました。


「じゃあ、早速、基本の影魔法を展開してくれ」


 それから私は【影舞】と【影絵】の魔法を覚えました。

拙作をご覧いただきありがとうございます。

エリイが喋らなさすぎてツライorz

次から魔法都市のお話です。

ストーリーがシナリオがエピソードがドラマツルギーがなにそれ美味しいの(´・ω・`)?

状態です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ