転生生活6
適当に投稿していきます。創作に慣れるまでは週一に投稿していこうと思います。
どうぞよろしくお願いします。
とりあえず街に到着
魔法学校がある都市、エディミアルに着いたのは村から出発して二日後だった。
魔法学校の入試が、一週間後に控えているため、エディミアルは、いろいろな人でごった返している。
「まるで今から祭りでも始まりそうな感じですね」
「まあ、祭りみたいなものだからな」
オブライエンさんが答えてくれます。
「士官学校がある城塞都市よりかはマシだけどね」
「騎士になろうって奴は気性が荒いのが多いからな」
メイさんがこぼしそれに答えるようにブライトさんが感慨深そうにつぶやきました。
「一番おとなしいのはやはり法修学校だろうな」
「いや、オブライエンそうでもない」
グレイさんは法修学校出身なんだろうか?
「そうなのか?」
「ああ、中はドロドロしてる」
グレイさんにはに使わない手の指をクネクネさせた手振りで表現をしている。
「嫌がらせとか日常茶飯事だ」
「魔法学校は魔力、士官学校は筋力、法修学校は心力というくらいだしね」
メイさんは得意気に言います。
「そうだな、とりあえずフレア君をフォーミュさんところまで送ったら任務は終了だ」
「そう言えば、みなさんは冒険者ギルドに属してるんですよね」
「ああ、そうだ。 『黄昏の姫巫女』っていうパーティで登録している」
なんとも、姫と言える人が一人しかいないのがどう反応していいのやら。
「そんな微妙な顔をするんじゃない、言いたいことはわかるが仕方なしにだな」
「オブライエン、『姫巫女』が怒るぞ」
グレイさんが首を振りメイさんがちょっと不満気にしています。
「いや、あれだ、『姫巫女』が名物のパーティだからな」
ハッハッハ!
とごまかすように笑うオブライエンさん。
なんだかよくわからない関係だな。
「しかし、なんだフレアくんも冒険者に興味があるのか?」
「はい」
今まで会ったことのある魔法士は全員冒険者だったからな。
「ほう、その歳だと憧れるのはわかるが、冒険者はやめておけ」
その言葉もまたさんざん言われてきたことなんだよな。
「危険は承知のうえです」
「まあ、それもまたわかるからなんとも言いがたいところがあるんだ。 それでも先人としては言っておく、お前さんはとても優秀な魔法士いや魔導士にすらなれるだろうな。 君のような優秀な者をあっさりとはいかないだろうがそれでも死んでしまうと人類にとってとても大きな打撃になる」
あれ? そんな大げさな話なの?
「大げさすぎるよオブライエンさん」
僕は手をパタパタして、そんなおおげさな冗談はやめてという意思表示をしますがオブライエンさん眼が本気です、怖いです、恐ろしいです。はい
しかし、オブライエンさんは頬を緩ませるとガッハッハと笑います。
「フレア君気にしないでいいよただの脅し文句だから」
全身鎧のメイさんがオブライエンさんを小突いて言います。
「ひとまず君が魔法学校を通るのは確実だろうし、そう気負わずにがんばってね」
相変わらず表情がわからないメイさんだった。
次はフォーミュさん家に行きます。
魔法っぽいのが出ますが転生系としては多分そんな魔法の使い方の人はいないはずだ。