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転生生活 洞窟探索(二回目)

すみません予約するの忘れてました。

 はい、と言うわけで洞窟探索二回目の今回は罠に阻まれてなかなか前に進めません。

 前回は、ユウが殲滅してくれたゴブリンどもも僕が倒した。

 詠唱短縮は前回来た時でも使えたけれど、ぎりぎり死んでいたかもしれない。

 しかし、とりわけ今回は問題はなかったので進んでいくと前回は気付けなかった魔方陣を見つけて解除していった。


 ユウが軽くゴブリンどもを殲滅していたのも驚きだけど、それ以上にこの罠たちをことごとく無効化していたのだからしかも僕が気が付かないうちに。

 ただ、前回、ユウが無効化したであろう罠が元に戻っていたことには驚いた。

 もっとも、前回来たときから数か月も経っているので、マリコさんが直しに来たのかもしれない。

 そんなことを考えながらパンを食べる。


 前回気が付かなかった天井の魔方陣は、なんと食べ物が出て来る魔方陣だった。

 それでも、魔力を飛ばしいて起動しないといけないので、やはり何も知らない僕にしてみれば殺しにかかっている感じがするのだけどね。


 今回の洞窟探索は難航して前回よりもかなり遅い。

 けれど、いろいろ分かったこともあった。


 魔法陣はすでにあるものは書き換えることが出来るということだ。

 魔法陣を適当に壊すことは、魔法陣の事を知らなくても出来る。

 しかし、書き換えるのは魔法陣にそれなりに精通していないといけない。

 逆に書き換えができるのであれば、相手が仕掛けたモノを逆に利用したりすることも出来る。

 それに適切に壊すにも魔方陣の知識は必要だ。


 食べ物を出す魔法陣は召喚魔法陣で、その性質は緑の小人、ゴブリンを出していた物とほぼ同じだ。

 ただ、喚び出すものが違うってだけだ。

 つまり、喚び出している以上は、無限に出てくるわけでは無いと認識していいだろう。


 仕掛けられた魔方陣型の罠を解除しながら進んでいく、しばらくして疲弊を自覚したので最初の部屋に戻り休眠をとる。

 途中の魔方陣の転送は往復できるようになっていたため問題なく最初の部屋に戻れた。

 また、最初からやり直しになるのでは?

 と内心びくびくしながら休んだ。

 起きた時に寝てるときに襲われてたらやばかったんじゃないかと思ったが、今さらだなと思い直しまた洞窟を進んでいく。

 前日、行ったところまで罠が解除されているのを確認して安堵した。

 もっとも、ゴブリンの小部屋にゴブリンどもが復活していなかった時点でそんな気はしていたけどね。


 そして罠を解除して疲れては最初の部屋に戻り睡眠をしたり食事をしたりを何度か繰り返して三日は経ったと思う。

 思う、と言うのも長いこと洞窟の中にいるため昼と夜の感覚が曖昧になってきているからだ。

 もはや体内時計も正常に作動しているか怪しい。

 とはいえそれなりには進んでいるだろう、ボス部屋まで半分は超えていると思う。

 進むごとに魔方陣の性質も悪質になり解除するのも難しくなっている。

 壊れることにより作動する魔方陣も混ざっているので紋章術の知識をを使って壊さないといけない。

 適当に壊して進むとどんな罠が発動するかわからない。

 それさえなければ、昨日か一昨日にボス部屋までは行けてただろうな。


「疲れた」


 魔方陣の罠の複雑さはあるものの難易度が変わらなくなってきたと感じ始めたので一旦最初の部屋に戻る。

 そろそろゴブリンたちが現れてもおかしくない頃だ。


 

拙作をご覧いただきありがとうございます。

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