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転生生活 魔法都市エディミアル 錬金術師ギルド

前回のが短かったので追加投稿です。

次は、予定通り土曜の18時投稿です。

「ようこそ、私のギルドへ」

「私物化甚だしい言い方だな」


 建物に入ってパレアさんが発した言葉にクーデルがツッコミを入れる。

 イブが首を傾げて疑問を口にする。


「私のギルド?」

「ええ、私が所属する錬金術師ギルドよ」

「何だそういうことか」


 イブは納得がいったように頷いた。


「錬金術師ギルド?」


 今度は、エリイが首を傾げる。


「そうね錬金術師の仕事を管理する組織よ」


 パレアさんは、簡潔に教えてくれるが、エリイの頭からは、クエスチョンが出たままである。


「あー、とりあえず錬金術師が一杯いるところだ」


 クーデルが更にかみ砕いた説明をする。

 エリイは、首を傾げたまま次なる疑問を口にする。


「錬金術師って何?」

「え」

「そこからか」


 パレアさんは驚きクーデルは呆れたような言葉を発する。

 とはいえ仕方がないと思う。

 魔法学校では、錬金術なる科目は存在しない。

 なのでエリイはその存在を知らなくてもおかしくはない。


「私は知ってる!」

「僕も知ってます」


 錬金術師が師匠である僕は当然のこと、イブも知っているということを叫ぶ。

 その声が大きすぎたのか。職員らしき人が跳んで来た。


「他のお客様の迷惑になりますので大きな声で騒ぐのはおやめ下さい」

「あら、ジゼルじゃない」

「はい、お帰りなさいませパレア様、心変わりされましたか?」

「そんなわけないじゃない」

「では何故子供が一緒にいるのですか?」

「この子達は、全員魔法士よ。

 それでわかるでしょ?」

「え、お止めになったから戻って来たのではないのですか?」

「当たり前じゃない、石竜の討伐は必要なことなんだから」

「だからと言ってもパレア様が直々に行かなくても」

「いいえ、その話は散々してきたでしょう?

 冒険者ギルドに任せるには高くつきすぎるわ」

「ですが!」

「この話は終わり!さあ、必要な物を取りに行くわよ」


 パレアさんは、職員との話を打ち切り歩き出した。

 僕は、その言い合いに驚きパレアさんと職員を交互に見るが、奥へ進んで行くパレアさんを追い掛けることにした。

拙作をご覧いただきありがとうございます。

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