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『やんでれ』では断じてないのだ。

「ただいまー…」


「おかえりー!」



いつもの光景、学校を帰ったら満面の笑みで迎えてくれるわんこみたいにほんわかオーラ溢れるいやし君



「ご飯にする?お風呂にする?

それとも…って何夫婦みたいなこと言ってるんだろうね!」



そして自分で言い出したのに顔を真っ赤にしているそんなとこも癒しだ。

事実、学校でも溢れる癒しや、わんこオーラで年上や同年代に絶大な人気を誇っている。


そして私はその癒しオーラをたたえ、この子をいやし君と呼んでいる。



「「いただきます。」」



ご飯も女である私よりも上手く、なんたる良妻ならぬ良夫、そして私を気づかってくれているのか完璧なタイミングで



「あっ僕がお茶いれてくるよ。」


「ご飯おかわり?貸して。」



なんていうか…女子力高いね。

取り敢えずいつもの光景なのだが不満というかなんというか、そういうものが一つだけある。



「ねぇ、いやし君」


「ん、どうかしたの?」



そんな輝かしい笑顔でどうかしたの?って何かこっちが悪いことしてるみたいな気分になってくる。



「何で家にいるのかな?」


「え?ここが僕の家だよ?」



え、何言ってるのこの人みたいな表情されても。



「いやいやいや君の家学校挟んで反対方向だよね?」


「え?ここが僕の家だけど」



私といやし君は断じて恋人関係でも家族でもない。

居候でもなんでもない、有り体に言えばいやし君の不法侵入だ。



「え、いやいや、君の家じゃないよここは」


「んーっと、ちょっと何言ってるか分かんない。そういや、今日喋ってたあの男の人誰?」


「え、いやいや待って私の話を「あの男誰?」だからねいやし君「だーれ?」……日直で一緒になった人です…」



そして有耶無耶になったまま今日も一日が終わる。


そう、これこそがこの私の日常の光景である。

始めての投稿なのですが個人的な趣味の片鱗がちらほらと…


生暖かい目で見守ってくれれば幸いです!

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