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同窓会
「ありがとうねー」
「あ、はい!」
「今日はわりと仕事が少ないから早く終わるわよ。」
長崎さんはパソコンと面を向いて言った。
「ですね~。」
あたしはパソコンと戦う。
それから、4時間。
「はぁー…。」
あたしの仕事終わり!
よしっ。
「帰りますねー。」
「はぁい。また明日。」
家につく。
また、妹はいないかな。
妹の名前は 愛夢。
愛夢…荒れてルンだよな~。
まぁ、あたしもそうだったし…そのおかげでいろいろなコトに気づけたし。
「ただいま…あれ?愛夢!久しぶり。今日は出かけなかったの?」
「…別に。」
テレビをジッと見る。
「ねぇ、麻子姉は生きてて良かったって思う?」
愛夢…?
「うん。まぁ、思うよ。」
「友達ってなに…?」
声のトーンが変わった。
あたしは隣に座る。
「友達、ってのは…一緒に遊んで楽しんで。悩んだ時支えてくれる存在、かな。」
「…そっか。」
「…なんか、あった?」
やっぱ、あたしには素直なんだよねぇ。
愛夢は泣き出した。