死亡編
二話完結です
「神様!助けてください!」
不幸!
不幸だぁ!
なんでこんな目に遭わなくちゃ行けないんだよ!
朝、ベッドから落ちて起床。
歯みがき粉と洗顔クリームを間違う。
昨日買った靴を履き、散歩したら、犬の糞を踏む。
「うん」がついたからいいか、、、なんて思いながら公園の水道で洗っていたら学生にボールをぶつけられ蛇口に頭をぶつけて流血。
弁当を買ったらゴキブリが入っていた。
馬券買って、今日はツいてねぇから無理だろ。とラスト一枚を棄て競馬場をでたら当たった。
憂いて、ベンチに座っていたら
置き引きに鞄を盗られる。
チキショー!
現在進行形で犯人を追い掛けてる。
やべぇ腹立つ!
なんでこんなツいてないんだよ!
「待ちやがれ!返せ!」
あいつ、何でこんなに足速いんだよ!
つーかなんだ?
何故今日はこんなついてないんだ?
昨日までこんなことなかったのに!
ヤバイな、、、段々突き放されてる。
あぁ畜生!
全力で捕まえてやる!
あっ!
やべぇ、、、つまづいた、、、
ゴォォ
トラックだって?
「マジでツイテネェ」
バン!
、、、、、、、、、、、、
死んだ。
ぜってぇ死んだ。
うわっ最悪。
俺の体倒れてんじゃん。
幽霊になったわけだ。
あぁ救急車来たよ。
「まだ息あるぞ!」
えっマジでか?
俺はここだぜ?
幽体離脱してるぜ?
これって俺が今、体ん中入れば生き返るんじゃね?
よし、モノは試しだ。
3、2、1
GOぉーげっ!
「誰だ!俺の服の襟を引っ張りやがったのは!?」
「ワシじゃ。」
「誰だよ?ワシじゃ。じゃわかんねーよ。つーかなんでお前だけ俺が見えてんだよ!?」
「神だから」
「あぁ髪?あんた薄いもんな、、、老い先短いと見えんのか、、、」
「違うわ!誰が、髪が薄い宣言をするか!ゴッドじゃゴッド。」
「痛ててて~!お母さん痛いよぉ!頼む!人の頭包めるくらいの絆創膏持ってきて!」
何が神だよ。
そんなのいるわけねーじゃん。
「バカにしおってクソガキが!」
「バカにつーかどん引いてんだよ!」
「信じないと?」
「当たり前だ。」
「お主スゴいな。死んで、幽霊になったまでは自覚しとるのに神は信じないと?」
「ああ。」
だってお前明らかに、、、なんか公園とかに住んでるおっさんだもん。
「お主、かなり失礼なこと考えじゃろ?」
「神だったら明確に言えんだろうが普通。」
「だってお前明らかに、、、なんか公園とかに住んでるおっさんだもん。イケメンの」
「うわっスゲー、、、ってなに最後つけたしてんだよクソジジイ。」
意味わからんぜ。
「単純に話をしてやろう。昨日、お主は何をした?」
昨日?昨日は、、、
「パチンコで買って、、、居酒屋に行った。」
「一緒に酒を飲んだ奴を覚えているか?」
ん?酒を一緒に?
「あっ飲んだわ。おっさん、、、あ、あんたか?」
「そうじゃ」
「神のくせに人に見えんのかよ!ってかただの霊感が強いおっさんじゃねーのかよ?」
「違うわ。ワシは昨日も、今日もお主にしか見えとらん。」
マジでかよ、、、?
マジだったら、、、
「恥ずかしい!なんだよ俺は1人で話していた変態野郎じゃねーか!」
「大丈夫じゃ。」
「なんでだよ」
「酒を飲んでいたから」
「大丈夫じゃねぇ!」
「死んでるから」
「傷付くからやめろ!」
「たまにいるのじゃよ。ムハンマドもイエスもガウダマシッダールダもそうじゃった。」
「うわー有名人ばっかり」
「棒読みかよ。」
お前は何故、そんな現代風な言葉遣いなんだよ。
「んで?俺は覚えてないんだけど、、、」
「お主は酔った勢いでワシの力の源の神のペンダントを盗みよった。」
、、、
「は、ははっ、じょ、冗談言ってんじゃねーよ。悪役に仕立てあげんなよ!」
「神のペンダントを人間が持つと不幸になる。」
不幸だぁ~!!!
「なんで盗まれてんだよ貴様!」
こいつの言ってる事は真実だ。
「んでな、返してもらおうと思ったんだがな、予想外の事態が起こったんじゃ。」
「置き引きに盗られるということか?」
「いやそれは計算内というか儂がさせたことじゃ」
「最低な神様だな貴様!」
「お主が轢かれるというのは予想外だった」
無視かよ!
腹立つわ!
「神様だったらどうにかなんだろうが!」
「いや、、、あのペンダントもっとらんと、ただ姿が見えないだけのおっさんじゃし、、、」
「は!?」
「使える能力ももちろんあるぞい。人を操るとか、人を自由自在につかうとか、人を思うがままにできるとか」
「結局一つじゃねーか。」
「つーかお主、別に死んでも構うまい?、、、」
最低だこいつ。
人をなんだと思ってやがる!
「泥棒じゃし。」
「うぜーよ、生きてくためには仕方ねぇだろうが!」
「お前は罪人じゃ。」
「知るか!!捕まってないから大丈夫なんだよ!」
「大泥棒めが!お主あらゆる宝石や銀行から金を盗っているいる奴めが!」
「金持ちなんだから分け与えるくらいいいだろ」
「、、、ムハンマドも同じことを言っておったわ。」
「流石俺様。」
「まぁよい。で、だ。私が操った人間が今大変なことになっている。」
「あぁ?知るかよ」
「はぁ?なんじゃそれ。アリエナクナイ?」
おいおい?キャラクターがバラバラだぜ?神様の威厳あるキャラクターはどこいった?
「ってか俺を生き返らせてくんね?」
「神のペンダントが無いと無理じゃ。」
「FUCK!」
「だがワシはお主の体に入ることが出来る」
「意味わかんねーよ!なんだよソレ。」
「体に憑依するんじゃ」
「そんなこと不必要だよ!」
「お主、脳死ということで体をバラバラに売られて死ぬぞ?」
「はあ?」
「つーか、体貸して?」
「はぁ!?」
一時間後、、、
あいつどこ行きやがった?
マジであり得ねぇ
なんで俺だけ救急車に乗れねぇんだよ!
俺が搬送された病院はどこだよ?
つーかあのジジィめ、、、
俺の体返してもらうぜ。
絶対に。
俺はやらなきゃならねーことがあるんだよ!
とは意気込んだ割には何も手掛かりがねぇ。
どうすべきなんだよ。
マジで不幸だ。
よし。
とりあえず大きな病院に行くか
はぁ。
待ってろ美鑼
俺はあと100万稼がなきゃならないんだよ
、、、
「はぁはぁ」
もう何分走った?
幽体なのに疲れるってのが腹立つわ
大学病院まで来ちまったけどよ、、、
病室も探さなきゃならんだろ?
手術してたりして、、、
「知ってる?さっき運ばれた患者さん、もう意識取り返したんだって」
「えぇ!?トラックに跳ねられたんでしょ?どんな体してるわけ?」
ドンピシャ!
あの野郎、、、
考えてみれば嘘に決まってんだ。
人間を自由自在に操れるんだからよ、あの時点で神のなんとかは返ってくるんだよ。
あいつには何か別の目的があんだ。絶対に。
、、、
ここが病室か、、、
なんで個室なんだよ
金はねぇつーの!
そんなところにかける金はな、、、
あれ?誰だ?お見舞いに来てる奴がいる、、、?
いや、しかし俺に会いにくる奴なんていねーし
美鑼、、、?いやそんなワケはない。
あいつは今は、、、今は、、、
まぁ入ってみるか
「よくやった人間。お前に一生の幸せを与えよう。」
「、、、」
あの置き引き犯か、、、
「おい!クソジジイ体返しやがれ」
「さて、お前はもう帰るがよい。」
あれ?俺が見えてない?
「ふざけんな!俺の体返せよ!俺はやらなきゃならないんだよ!」
あと100万稼げば美鑼を助けてられるんだ
「さて、神のペンダントは手に入った。体も手に入った。」
何言ってんだこいつ。
「儂はやっと自由に死ねる。」
何言ってやがる!
俺の体で死ぬ?
畜生、、、全部計画だったんじゃねぇか、、、
昨日会ったその瞬間から、、、
自由自在に操れるなら転けさせることも出来たわけだ。
ふざけんな、、、
ふざけんなよマジで、、、
美鑼、、、
『お兄ちゃん!私待ってるから!』
何で今こんなことを思い出してんだ、、、?
泣かないって決めたはずなのによ、、、
『泣かないでお兄ちゃん。』
昔を思い出しちまう。




