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第7話 ホンモノを見る

コージが夜に家の前で素振りをする姿は近所でも名物になるほどだった。

ビシッ!ビシッ!。

バットを振る音がこだまする。向かいに住むおばあちゃんも優しい。

「コージ君、これあげるよ」お菓子をくれたりした。


コージは、おばあちゃんが好きだった。

「おばあちゃん、ありがとう。オレ高校生になったら甲子園の大会に出るよ」


おばあちゃんもニッコリ笑って

「楽しみにしてるよ。それまで元気にいなきゃね」

コージはいつの間にかみんなの希望の星になった。

コージが一生懸命な事をみんな知っているからだった。


コージはプロの練習を近くで見たくなった。これまでも父親に連れられて試合の球場観戦は何度か経験している。

しかし、球場での試合観戦だと選手とかなり距離もある。

試合を観ていると、ホンモノの選手の練習内容を知りたくなった。


父は熱心なコージを連れて、ブロ野球のキャンプを見にいくことにした。それなら、練習をしっかり見学できると思った。


その場所でコージはある選手に目を奪われた。

その選手は広島東洋カープのスター選手だった。


あまりにも熱心なコージにスター選手も気付いてくれた。

「君は熱心だな。野球をやっているのか?」

スタンドにいるコージに向かって声をかけてくれた。

「はい。野球が大好きです!」コージの目は輝いた。


「じゃあ室内練習場に入れてやるから、オレのバッティングを見てもいいよ」

関係者以外は立入禁止の場所に入らせてもらえた。

プロの打撃を数メールの距離で見る。興奮せずにはいられない。

そこでプロの真髄を目撃することになった。

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