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「蒼き瞳と黒の剣」と言えばオタクであれば誰もがしるラノベ原作の物語だ。

退魔師のヒロインと陰陽師の主人公がいわくつきの物や場所に行き、除霊や退魔をしながら退魔師と陰陽師のどちらが優れているのかを競い合う物語だ。

その中で横代アリスというのはなぜか様々な伝説級の聖遺物を使って二人以上に活躍する。

最終回は最強の呪具に負けてラスボスになるらしい。


「アハハハハ!」


らしいというのも、実は「蒼き瞳と黒の剣」を詳しくは知らないのだ。

コラボ時になんとなく内容をギルドメンバーや、クエストストーリーで簡略的にしか知っていないのだ。

なので、彼女がどういう人物なのか、なぜ多くの聖遺物を持っていたのか、退魔師や陰陽師を差し置いて事件を解決してきたのか、全く分からないのだ。

もし知っていたなら。


「ねえ、もっと本気出さないと! 死んじゃうよ!!」


人を切ってあんなに高笑いするキャラなら彼女を選んでいなかった。

GRWでコラボした際はこのアリスが呪具に身体を奪われて、助けに学校へ行くのだ。

そして、最終局面で主人公しかアリスのもとに行けないのだが、ヒロイン三人と契約し、使い魔として召喚し、アリスと戦うのだ。

見事アリスを倒すとヒロイン三人の内一人を選んで召喚獣にすることができるのだ。

しかし、最後の戦いでヒロイン三人を召喚せずにソロでクリアすると横代アリスを召喚獣スキルとして手に入るのだ。

この三人がいないとソロクリアなど絶望的ではあるが、百回以上の転生にて底上げされたステータスに数十回と試行錯誤にてクリアしたのだ。

ステータスも申し分ないし、どんな武器も装備できるスキルや、その武器による能力値アップが二倍になるスキル、三つの内一つを選んで自由に付け替えできるスキルが魅力的で使っていたのだ。


「ねえ、これって殺して方がいい?」


襲撃者の一人のむまぐらを掴み、私に聞いてくる。

どうした方がいいのだろうか?


少し離れたところにリジー夫人がいた。

襲撃者に切られたのか手で押さえた腹部から血が出ている。


「回復します」


「え、あ、お願いしますわ」


私自身回復魔法は使えるが、そこまで強いのは使えないのでポーションを使って回復する。


「あ、あなた」


「はい?」


「アイテムボックスも持っているの?」


あ!

さすがにポーションを持ち歩いてはいないし、緊急事態で深く考えていなかったせいでギルドストレージから取り出してしまった。

因みに祝儀で見た私のスキルの中にはアイテムボックスは無かった。

なので。


「似たスキルが」


「そうなのね!」


リジー夫人の顔は笑っているのに目が獲物を狙う猛禽類のように鋭くなった。

正直怖い。

それよりも。


「あの襲撃者はどうしましょう?」


「そうね。後ろに誰がいるのか確認しないといけませんし、二、三人残しておいてくださればいいわ」


「そう、なら」


そう口にするのが先か、手を動かすのが先か。

その手に掴む襲撃者の首を切り落としたのだった。


「次は誰が死ぬ?」


「俺はただ依頼されただけで、だれが後ろにいるか知らな ヒュン


風の音と主に右手が切り刻まれる。

きゅうりをトルネード巻きのように。

そして、悲鳴を上げる襲撃者だが次は左手を。

次は足を。

腹部は内臓を傷つけないギリギリで。


「た、たすけ」


「はい」


アリスは襲撃者を持っていた手を離した。

最低限人を殺すことには忌避感があるのかと胸を下ろすが、彼女の顔を見てそれが間違いだったと直ぐ気づいた。


「ねえ、どう?」


「はあ、はあ、はあ」


襲撃者は呼吸が荒い。

それもそうだ。

体中にひどい傷だらけだ。

下に血の水たまりが広がっていく。

そして、しばらくすると息を引き取ったのだ。

それを見る彼女は楽しそうに笑っていた。


「拷問するならいっぱい苦しんで死ぬ所見せないとね」


この子を召喚してしまった事に後悔し始めていた。



遅くなりました。

仕事が忙しくて、もう少しの間遅くなりそうです。


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