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更新が遅くなってすみません。

仕事の都合上、数回の更新後に一、二日休ませてもらう事があります。


「続いて、第二弾は世界の料理パーティだ!!」


「おお!」


それは私も興味がある。

授業で簡単に習ったが、この世界には大きな大陸が四つあるんだとか。

GRWでは五つの世界だったのでもう一つはまだ発見されていないのだろう。

ただ、ゲームの世界では満腹感が得られない事や、刺激の弱化により味を感じにくく、GRWのコンテンツの中で流行らなかった数少ないものの一つだ。

でも、この世界で離乳食も終わってやっと普通のご飯を食べれるようになり、初めて食べたご飯。


うまかった。


父様は私にかける出費にお金の糸目をつけないところがある。

その為、一歳にして最高の逸品を食べる事への喜びを知ってしまったのだった。


「食べるの好きだろ?」


「はい!」


「まずは、この大陸の北部の料理だな」


私が住んでいるこの地方は西部だ。

温かい風が海側から吹くため、前世での地中海風の食事が多い。

だが、北部の料理は果実や肉料理が多い。


「そういえば、北部は熱いのでしたね」


「そうだな。この地方は日が出ている時間が長いから、果実もよく育つ。ただ、葉物野菜を食べる習慣はあまりないようだな」


「少し勿体ないですね」


少しづつ盛られた皿が前に出される。

この量だったら、いくらでも食べられそうだ。

そういえば。


「食虫習慣があると、どこかで読んだような」


「あ、ああ。あれな。見た目がな」


言わんとすることは分かる。

私も前世では日本で作られたイナゴのつくだ煮や蜂の子も食べるのは出来なかった。

友達が興味本位で買ってきたのだが、無理だった。

食べず嫌いと言われればその通りなのだが、生理的に無理なものは無理なのだ。


「ナイス判断だと思います」


「あれを食べたいと言われたらどうしようかと思ったよ。北部出身の厨房連中は是非出そうとうるさかったがな」


それから、南部、東部の料理が出てきたが、逆にこの二つは気温が低く肉料理や味が濃いものが多かった。

特に南部は寒いため脂質が高いものが多かった。

ただ、そのどれもに日本の面影はなかった。


米が食べたい。


「こめ」


「うん? コメって、イーサン大陸の穀物か?」


「米があるのですか!?」


「え、ああ。イーサン大陸とは戦争の歴史があってな、国交がないんだ」


そうなのか。

イーサン大陸とこのサウテリック大陸の戦争は歴史の授業で言っていた。

確か戦争で両大陸は疲弊し、停戦協定を結んだのが三十年前だった。

その程度では国交が生まれたりしないのか。


「でも、イーサンのキヌといわれる布などが今度輸入されるらしいし、コメも時間の問題じゃないか?」


パパンはそう言うが、魂に刻まれた米の記憶が熱を高ぶらせる。

人間、手に入るかもしれないと分かると欲が出るものだな。

それが前世で慣れ親しんだものとなるとそれは強く出るようだ。

マンガや小説でよくあるシーンだが、当事者になるとよく分かる。


めっちゃ食べたい。


「お願いします、パパ」


「おう、任せて置け!」


お米が手に入ったら何が食べたいだろうか?

まず、卵かけご飯は定番だな。

とろろに、納豆、焼き鮭もいいな。

前世では日本食よりもハンバーガーや牛丼など、ジャンクフードの方が好きだと思っていたが、やはり日本人なのだな。


そういえば、チャーハンとかも食べたいな。

前世の母さんが作ってくれた。

チャーハンと言っても月の終わりに残り物を使ったなんちゃってチャーハンなのだが。

母親。


「母様は何されているのですか?」


特に何かあるわけではなく、ただ単純に疑問に思った事を言葉にしていた。

その瞬間、部屋の中の空気が凍り付くのだった。


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