表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/33

2


触れた石板は何も変わらなかった。

もしかして、魔法系のスキルが無かった?

でも、千近くあるスキルの内、半分以上が魔法系のスキルだった。

そのいくつかが残っていてもおかしくないはずなのだが。


「まあ、そういう事もあるか」


「そういう事とは?」


「え? いえ、魔法スキルを持ってるかも、なんて思っていたので。実際はありませんでしたが」


「そう悲観することは無い。魔法スキルを最初から持っている者の方が少ない。それに、お前にはそれがあるだろ」


パパンが買ってきてくれていたスキルブックを指さす。

確かにこの人生ではパパン(チート)があるのでした。

それに、ギルドストレージに入っていた私の持ち物の中にも魔法系のスキルブックはあるし。


「パパの好意に甘えます」


「さあ、どれにしようか! 男の子ならやっぱ火? 水魔法はサバイバルからちょっとした出来事にも活躍するね。でも、風魔法が一番安全かな? 玄人向きに土魔法にする?」


パパンは私よりもテンションが上がっている。

でも、魔法職は初期魔法によってその後の動きが変わっていくのだ。

火魔法は攻撃魔法が多いし、水魔法は回復、風魔法は支援が多い。

その為、それぞれでパーティでの動き方が違うのだ。

人間は最初に覚えた動きに体が慣れていくので火魔法が得意な人が水魔法職のような動きは出来なくなってしまうのだ。


私は何度も転生をしているのでそれぞれの動きを知っているが、すべてを行うのはできない。

水魔法と風魔法は回復、支援がメインなので出来なくもない。

しかし、土魔法を選ぼうならゴーレムを作成したり、間あいだで支援や攻撃をする万能職であるがやることが多い。

それに全体的に射程範囲が短いので玄人向きになっているのだ。

火は攻撃魔法打ってればそこそこ活躍できるので初心者向きである。


「この中で選ぶなら、土と水かな」


「え?」


驚くだろう!

土魔法を選ぶなら他の魔法を諦めなければならない。

それだけ、土魔法は覚えることが多いし、やることも多い。

だが、土魔法は回復系魔法が圧倒的に少ないし、効果がしょぼい。

そこで水魔法をサブでとって回復特化するつもりなのだ。


「石板片付けるね」


「「はーい」」


でも、ここはゲームじゃない。

これからこの世界で生きていく中で一番大切なのは。


「どれが一番稼げる?」


「パパン的には俄然水かな。教会の光、聖魔法以外で回復は水だけだし、状態異常も光、聖魔法より回復手段が多いしな。いざとなれば攻撃もできるから」


「重宝されやすいと」


水魔法なら冒険者や騎士だけでなく回復師として仕事もできるのか。

なら、水魔法は確定として「つめた!」


先生の悲鳴のような叫びに視線を向けると先ほどまで私が触れていた石板を落としていたのだ。

なにが?


「もしかして」


パパンが石板に手を近づけて、すぐに離した。

一体何があったのだろう。


「バルトン、魔法のスキルがあってよかったな」


「?」


「ほら」


パパンが抱っこで石板に近づけてくれる。

すると体中に冷気が走る。

これが、悪寒でなければ。


「氷魔法?」


「そのようだな」


でも、石板に氷魔法の反応があるとは。

氷魔法は風と水の複合で発動できる魔法だ。

もし、石板に現れるなら水と風の反応があるはずなのだ。

そうなると、氷魔法専用のスキルになるのだが、そういったスキルは大体が使用範囲が狭かったり、強弱をつけづらかったりと使い勝手が悪い。

どのスキルだろうか?


「【フリーズ】、違う。【アイスフィール】、【アブソリュート】、【ブリザード】」


「どうした?」


私が転生前のゲームで持っていた氷魔法はこれくらいのはずだが。

後は、称号スキルの。


「【二ヴルヘイム】?」


私の言葉に指先が光る。


「エルフ! 全力で火魔法を床にぶつけろ!」


「くそっ!」


先生が火魔法を使うと部屋中に白い霧が立つのだった。



ブックマーク、☆評価お願いします。

感想、いいねもお待ちしてます。

今日もう一話更新したいと思ってます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ