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異世界で就職した

目を覚ましたら身体が縮んでいた

なんてことはなく事故の前そのままだ

若干服が汚れているが五体満足痛みもない、車に跳ねられたはずなのに

ガ○ツか

マンションの部屋ではなく木造建築の狭い部屋のなかだ

RPGの宿屋みたいだ、ベッドが2つある

異世界トリップってやつか?

若返りたかったな


ベッドから起き部屋から出る

キャバ嬢みたいなドレスを着た赤い髪の女と目が合った

「起きたのかい、こっちで話そう」

テーブルに手招きされる

「私はエリス、単刀直入に聞くけどあんた何者だい?」

「俺は新一、製薬会社勤務の営業マンだ」

「セイヤクガイシャって何?」

「薬を作る所で働いてるってこと」

「なんで裏の森に倒れてたんだ」

「俺にもわからない、家に帰る途中に車に跳ねられたはずなんだが」

「あんな所に馬車なんて通るか?」

「頭を打ったのか跳ねられた後の記憶はあいまいで…」

「薬店で働いてるんなら病気や薬にも詳しいんじゃない」

「まあ多少は」

「ちょっと診て欲しいこがいるんだ」

そう言ってある部屋に連れて行かれる

俺がいたより広くて豪華な部屋に連れて行かれる

ベッドには見るからに顔色の悪い女が寝込んでいた

「うちの店の一番人気のアイシャ姉さんだよ」

「店?」

「ここは娼館だよ」

娼館だった…

「彼女いつから悪いんだ?」

「1ヶ月前から頭痛と吐き気と食べものが金属の味に感じることに悩んでいた、2日前から起き上がれなくなった」

眼下は窪み肌は弾力がなく痩せ細っている

「体調が悪くなる前に変わったことはないか」

「特になかったと思うけど…気になる男が出来て化粧が厚くなったことくらいしか覚えがない」

「ドレッサーを見せてくれ」

アイシャのドレッサーを確認する

思った通りのものがあった

「これが病気の原因だ」

白粉を渡す

「白粉が?どうして?」

「のりのいい白粉には鉛の成分が含まれているんだ、鉛には中毒症状がある、鉛が体調不良の原因だろう」

「そうだったのかい、どうしたらいいんだ?」

「消化のいい果物なんかを食べさせて体内にたまった鉛を排出すればいい、風呂に入って汗を流したりするのもいい」

「ありがとう、早速用意するよ」

「仲間思いだな」

「新人の頃よく世話になったからさ」

「とにかく白粉には気を付けた方がいい、使うにしても穀物の粉だけとかにするべきだ」

「そうだね、みんなにも言っておくよ。大したお礼は出来ないけど何かお礼をさせて」

「ならここに置いてくれ、どんな雑用でもする」

「店の主人に相談してみよう、ちょうど雑用係が欲しい所だったから多分大丈夫だろう」


店の主人の所に連れて行かれる

エリスがアイシャの治療方法を説明して俺を置いてくれるよう説得してくれた

「ただの雑用係なら月に銀貨10枚、薬師としての知識を使ってくれる度に別に報酬を出す、正式な医者に診て貰うほど金はないからちょうどいい」


異世界で就職した





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