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お話だ?

 さぁ、お話だ?うん。

「改めて……感謝する。俺はこのパーティーのリーダーで、ガリアだ。それとこっちの二人は俺のパーティーの剣士と魔術師で、クルトとリエルっていう。」

「「よろしくお願いします。」」

 うん、やっぱりパーティーだったようだ。ところで、冒険者のチームをパーティーって呼ぶのってなんなんだろうな?パーティーっていうと朝まで馬鹿騒ぎしてる学生を思い出す……まさか、朝まで馬鹿騒ぎしてるのか?

「おい、聞いてるか?」

 そういえば、この人達が初めて訪ねてきたときから、全くわからないはずなのに言語が理解できた。これも特典の一つなのだろうか?さすがに日本語と異世界語の通訳はいないだろうからな……

「話を!聞いてくれ!」

「おぉう……何?そんなに大きな声を出さなくても聞こえるよ?」

「聞いてなかったから大きな声を出したんだろうが!」

 そこからは真面目に聞いた。ただ、話が大分長かったのでまとめた。

 まず、ガリアが率いるパーティーはこの砂漠を越えた先の森に依頼で向かったらしい。だが行き方が行きと帰りで違った。

 行きは、遠回りになるが、砂漠を通らない幾つかの町を巡るルートで行ったらしい。だが、ある町で魔物が大規模なスタンピードを起こし、現在は近寄れない状況だったそうだ。

 そうなると砂漠から行くことになるのだが……ガリア達の実力なら砂漠に行っても普段なら問題ない。そう、普段なら。

 この砂漠の主──土龍に遭遇したらしい。

 龍というのは、普通の人間が幾ら束になろうと戦いにすらならない。伝説級の冒険者や、勇者などの特別な存在ならかろうじて戦うことができ、運がよければ殺せるかもしれない。そんなレベルの存在だ。

 そして、もちろんガリア達はただの冒険者だ。土龍と戦えるわけなどない。

 ただひたすら、全力で逃げに逃げて……なんとか逃げ切れたときには、現在地がわからないほどだった。そもそも逃げ切れたこと自体が奇跡的なのだから。

 水もつきかけ、食料もなくなり……途方に暮れたところで家を見つけたらしい。

 その家こそが、この家ということだ。

「うん、なんかもうどうしようもなくない?だって現在地がわからないんでしょ!?」

「い、いや待ってくれ。砂漠の中にも小さな町は幾つかある。その一カ所に立ち寄れば、現在地もわかるし……」

「そもそも町をどうやって見つけるんだよ!あてもなく砂漠をさまようなんて誰もやりたくねぇよ!」

 思わずキレてしまった。だって俺が知りたい近くの町の情報が手に入れられなかったんだから!やっぱり音声認識で「近くの町は」って聞いた方が使える気がするよ!

「というかそもそも……あ、名前順聞いてないな。まぁ、お前さんはついてくるつもりだったのか?ここに家があるなら、移動はできないんじゃないか?」

 何を言ってるんだろう。

 一回家の外に追い出して、アイテム袋に家を収納すると目を見開いていた。そんなに驚くことだったのか……

 初めまして。一般人と言います。まずは投稿に間隔があいてしまいすみません。

 一応、お知らせ?のようなもので、活動報告には書いたのですが、投稿予定は主にTwitterでお知らせしているので、よければフォローお願いします。

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