負け犬作家の戯言 ~小説家になろうのシステム~
どうぞ、お読みください。
はい。いきなりなんですが、愚痴言ってもいいですか?
ポイント評価って何なんでしょうね。
いや、批判しているわけじゃないんですけど、ポイントの力は絶大だということを、筆者は小説を書いてて感じました。勿論、
「応援してます! 頑張ってください!」
「ブックマーク登録しました! これからも執筆よろしくお願いします!」
などといった温かい声援が届くこともあります。無茶苦茶嬉しいです。
けれども、こうも考えられます。
「あれ? 俺の作品を読んでくれる人たちってこれだけ?」
もちろん、この人たち以外にも読んでくれている人はいます。PVにもしっかり現れています。
だけど、ポイントには表れていません。ブックマークにも表れていません。
そして、ポイント評価が高いものが、ランキングに乗ります。
「ランキングなんて意味ないし!」
と強がっても、なんだかんだいってランキングに載るということは、それだけ多くの人に評価され、また新しい人に見てくれる場が提供されます。
そうして、ポイント評価が高い人は更なる高みに行き、ポイント評価が低い人は、何かきっかけがない限り、ずっとこのままです。
仕方ないですね。資本主義の常です。
話は変わって、筆者が読み専時代に読んだ作品に、こんなものがありました。
「誤字多すぎない?」
「展開が滅茶苦茶」
「主人公が人格破綻しすぎて、感情移入できない」
そういった厳しいコメントで埋め尽くされていました。
正直作者は数話読んでギブアップした作品です。
けれどポイントは作者の作品の千倍はあります。ブックマークも雲泥の差があります。
「あれ? 俺の作品ってこの人にも負けているの?」
低評価ポイントが積み重なっただけかもしれません。ブックマークは、只の付箋替わりかもしれません。
でも、作者のモチベーションに確実に影響します。
他にもこんな作品があります。
一話だけしか書かれてないのに、ポイントが山のように付き、ランキングに乗っている作品。
正直一話だけじゃ話が全く分かりません。それを防ぐためにも、筆者は最初の日だけは連続投稿を行いました。
けれど結果、その作品は順調にランキングを駆け上がり、ポイント爆増。筆者の作品は、今ももがいているままです。
多分、その作者さんには沢山の友達がいて、
「とりあえず、評価ポイント全部つけて!」
と、友達に頼んだのでしょう。無論、私にはそんな友達はいませんが。
せこいなどとは言ってられません。それも立派な戦術です。
さらにこんな作者もいます。一気に言いましょう。
感想欄に一切返信しない人。活動報告を一切書かない人。他人のアイディアを平然とパクる人(ある程度似るのは致し方ないのですが、流石に一字一句そのままコピペするのは……)。投稿が一か月に一回という超絶遅い人。終わらせる気は全くないのに、次々と新しい作品を書き、エタリ作品を量産する人。三十話程度投稿して、ポイントをたくさん集めてる癖に、エタっている人。文法、行明け力、文章力が皆無な人。
はい。言い切りました。個人的にあまり好ましく思わない作者の方々です。(流石に名前は出しませんが……)
けれど、その作者たちのほうが、ポイント評価は上なんです! ブックマークも沢山ついているんです!
わかっています。読者に気に入ってもらうには主人公最強、チート、異世界転生。この三点セットが重要なことを。
筆者もそこら辺を意識していないとは言いません。結構、いやかなり意識しました。
けど、チートと主人公最強だけはどうしても……
だって考えてみてください! 最初から最強なんでしょ!? なにか面白いところあります!?
『敵を楽勝で片付ける。謙遜。周りから祝福。チョロインが惚れる。敵を楽勝で片付ける。謙遜。周りから祝福。チョロインが惚れる』
この繰り返しでしょ!? 何が面白いんですか!
しかもこの力、チートということはずるでしょ!? 自分の力じゃないじゃん! 他人の力を振りかざして威張っているだけじゃん! 努力とかしないの!? 神様って最初だけ? 世界観どうなってんの!?
はい。最近の小説への不満をぶちまけました。……まぁ、こういう小説が売れるのは事実なんですよね。
好む好まない関係なく、読者の絶対数が多いんです。
だから、馬鹿まる出……少し、変な主人公と少し、ふわっとした世界観でこういう層に受けそうに書いている小説も多々見かけます。
筆者も自分が投稿した前後の人の作品をちょろちょろ見たりしていますと、
「おっ、今回も異世界転生チート物があるな? どれどれ……え? 評価ゼロ? この作品は……評価五十二!?」
という作品も少なくありません。
つまり、ポイントが付くには運が必要なのです。この一点だけが重要です。
筆者もぶつぶつポイント評価制度に文句を言いながらも、ポイントは低評価でもなんでも、ポイントさえくれれば喜びます。ブックマークも付箋替わりでもいいので欲しいです。
その至高の宝ともいうべきポイントを得る方法を筆者は沢山探しました。
「時間帯をずらす? あらすじをもっとよくする? 最初の一話をもっとよくする? 読者層の厚いジャンルに投稿する? よし! やってみよう!」
結果は全て無駄でした。無常ですね。でも、これが現実です。
確かに少しは効果はあるのかもしれません。ですがはっきり言います。
全て運! 運! 運! これが真実なんですね。
運がよければ親切な読者に偶然ポイント評価やブックマークをされ、それの積み重ねで、一気にランキングにのり、その影響でかなりの評価が付き、最終的には一万ポイントになっている。
「……小説書くの、やめようかな」
こういう非情な現実を見せられると、書く気も失せます。けれど、自分には読むのを楽しみにしてくれる読者が、少なくとも数人はいます。
その人たちを裏切る気には到底なれません。自分の好きじゃない作者さんと同じ行動をするわけにもいきません。
結局、筆者に残された道は、ただ、書き続ける事なのです。
筆者自身も評価がつかないことは残念ですが、小説を書くのは好きですし、完結まで書ききる所存です。
最後に、もう聞き飽きたかもしれない言葉を言わせてください。
拙著、神様に強制的に転生させられました。~俺の人生どうなるの!?~
読んでください。ブックマーク登録してください。ポイント評価してください。批評でもなんでもいいんで、感想ください。レビューしてくれたら最高です!
読んでいただきありがとうございます。常套句はさっき書いたので、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございました。