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失った青春を龍と猫で走り抜けろ!!

お久しぶりです~(誰も見てない)

なんとなくで書き始めたら思いの外筆が乗ったので連載にしてるだけなのであっさり辞めるかもしれないです、というか多分すぐ辞めます。

見てくれてる人も全然居ないと思いますが好き放題に書いてるので先に謝ります。ごめんちゃい

吾輩は龍である、名前はまだない。


「にゃっにゃにゃぁ~!」


目の前の小さきものは猫である、タマ三郎という名前らしい。


『……なぜ猫がこの我の前におるのだ…』


…ここは龍の住まう土地、世で最も高く、険しい山々の頂上だ。

こんな小さき猫が単独で到達する事など到底有り得ぬ話、何者かによって連れてこられたのか……?


「ふしゃーっ!!!にゃひゃっ!」


…なんとこの猫は自分の力でここまで登り詰めたという、冗談がうまい猫だ。


「にゃぁっにゃ!!」


どこ吹く風の龍にタマ三郎は必死に自分の野望を語る。


『…猫よ、仮にお主がここまで自力で到達出来る強き者だとしてもだ、流石に龍になりたいは無理があるのではないか?』


「ふしゃー!しゃっしゃー!」


『…なに、この世に不可能はない?

猫よ…流石に種族の壁は超えられぬ、我は永き時を過ごしたが猫から龍になったというのは聞いたこともないぞ』


「にゃっ!にゃにゃー!!」


『…前例が無ければ作ればいい?

猫よ、お主は人間の様な発想をするのだな…』


「にゃーにゃにゃにゃ!」


『……!?なぜ進化の宝玉の存在を知っている!!』


龍は猫に詰め寄り、その巨大な目を猫に近づける。


『…貴様の記憶覗かせて貰おう……!!』


「しゃっー!!!!」


猫も抵抗するが龍の巨大な爪を前に呆気なく捉えられる。


『…猫よ、いやタマ三郎よ、貴様は転生者だったのだな…

むっ!?し、しかも人間にして初めて我等が龍王様と対等な地位まで登り詰めた【異世界の勇者 アベ シンタロウ】様!?!?』


「にゃひ!」


瞬間、龍がその巨大な身体をこれでもかと縮め、頭を地に擦り付ける。


『…これまでの数々の無礼…お許しくだされ…アベ様、いやタマ三郎様……』



「にゃっ!」


タマ三郎ことシンタロウは猫の姿なりにドヤ顔をしてみせながら「我は寛大なり、許してしんぜよう」的なことを龍に話す


『…そんな!なんて寛大な…!』


龍は目に涙を溜めて頭をさらに擦り付ける


「にゃ…にゃぁ……」


予想外の反応にタマ三郎は困ってしまった


『…さしてシンタロウ様はなぜ猫のお姿になられたのですか?』


龍は頭を下げたまま視線だけをタマ三郎に向ける


「にゃー!にゃー!」


タマ三郎は全身を逆立て、全身を使いながら必死に伝える


『…なんと!かの魔王を討伐した時の呪いで……』


「にゃぁ……」


無事伝わったが、タマ三郎は今の現状を再確認させられるハメになり少ししょぼくれる


『…シンタロウ様!私に手伝えることがあればなんでもお手伝い致します!なんなりとお申し付けくだされ!!」


立ち上がった龍は大きな声でそう語る


「にゃあ!」


タマ三郎は自身の目標を龍へ話す


『…成程、人間のお姿へ戻るために人化の術を使える龍種を目指すのですね、そして進化の宝玉が必要と……』


「にゃ!」


『…龍王様にお会いしてみましょう!その為の手続きを私が致します、さぁ私の背中に!』


「にゃぁっ!」


猫は勢いよく龍の背中へと飛び乗る。


『さぁ落ちないように!!』


「にゃー!」


名も無き龍は力強く羽ばたく、背に小さき猫を乗せて


小さき猫は、名も無き龍とこれから苦楽を共にする事になるとは猫はまだ予想もしていなかった…

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