第18話 新たな武器
僕は武器が壊れてショボくれてる訳ではなかった。
澪がお金を貸してくれると言っていたが!いつまでに、お金を返せとは言われていない…母ちゃんを倒した時にでも返してやろうと考えた。
武器屋に着くとやはり武器の品揃えが充実したい。
今回は金額に制限がない!どれにしようか、凄く楽しみだった。すると、澪が僕を呼んだ。
「コダイン!あたなハンドガン以外のを試して見たら?」
僕は澪の言葉に驚いた。
「だって、初めてコダイン見た時、ハーピィーを容赦無く撃ちまくってたわよね…?あれだけ冷酷なら、いっぺんにもっと多く撃てるのなんてどう?」
あの時はスキル欲しさで必死だったからだ…
でも確かにコッキングが結構めんどくさかった。
すると、花音が聞いてきた。
「コレなんていいじゃん!!!」
見てみるとライフルが色々と置いてあった。
僕は結構見た感じは気に入った。
「おぉ、結構いいじゃん!」
すると、澪がすぐ言った。
「じゃ、このライフルでいいね!」
そしてすぐ定員さんに頼み購入した。
結構他にも選びたかったが澪のお金だし仕方ない…
澪は購入したライフルを晃大に渡した。
「はいよ!時間もあと少しだし名前も付けなさいよ!」
僕は慌てて名前を考えた。
「ん〜何か、いい名前あるかな?」
ずっと考えている晃大を見て花音が痺れを切らした。
「も〜遅い!コダイフルくん1号でいいでしょ!」
僕は白眼になった。
「えぇ、やだよ!そんな名前!!ダサいよ!」
花音は言った。
「だって、晃大いい名前いつまで経っても出て来そうにないでしょ!」
僕は言い返せなかった。
「わ、分かったよ…」
名前って考えたらどうすれば良いの?
澪は説明を始めた。
「簡単よ!ただ、ネームって叫べば目の前に入力画面が出てくるわよ!」
僕は叫んだ「ネーム!!!」
すると目の前に入力画面が出た。
「コダイフルくん1号」
僕は確認を押し完了した。
こんなダサい名前になるとは…今度からは名前を考えてから買いに行こう…
対戦場に戻って来たら5分前とギリギリに帰ってこれた。ちょうど、副リーダーのメルク・ウォーレットさんが来て、集まっていた勇者達に叫んだ。
「これより、バトルロワイヤルを始めます!参加する勇者達は対戦場に入ってください」
僕たちは他の勇者達の後に連れて対戦場に入って行った。
「それでは、対戦を始めます…3、2、1、始め!」
周りの勇者達が掛け声と共に戦いが始まった。
この対戦場では勇者は命を落とす訳ではなく対戦場でやられた場合観客席に飛ばされる仕組みとなっているから遠慮なく戦える。
戦闘が始まり僕たち3人は離れずに固まっていた。
すると、1人の男がこちらに目をつけて近づいて来た。
「俺の名前は山岸・トランジスター!戦いの前に名前を名乗るのは礼儀だぁ!!!」
そんな事を言ってる奴本当にいるんだな…
僕は答えずに「『コダイフルくん1号!!!』」と叫んだ。すると、山岸は驚いた表情で言った。
「コダイフルくん…だと…ふざけるなよぉ!!!」
山岸は名前を聞き大鎌を振り回し始めた。
僕はそれを見て花音や澪に叫んだ。
「こいつは僕が倒す!!!」
銃口を山岸に向け一気に発砲した。
ハンドガンの時と違いコッキングが入らずうち続けられた。
山岸は足を何発も当てられフラついた。
そのまま、僕は容赦無く頭を狙い撃ちまくった。
花音や澪は唖然とした。
魔獣ならともかく、死なないと分かっていても人をあれ程、平然と撃つとは…
2人は少し驚いた。
晃大は撃ち辞めること無く山岸を倒した。
「よし、この調子で倒していくぞぉ!!!」
花音達も苦笑いして後に続いた。
「おぉ〜〜〜!!!」
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