第17話 バトルロワイヤル
僕たちは早速ギルドマスターの護衛クエストの集合場所であるギルド前に足を運んだ。
そこには、大勢の勇者達があっ待っていた。
するとそこへギルドマスターであるリアム・スカーレッド…僕のパパが現れた。
「やぁ〜元気かぁ?コダイン!」
パパは陽気に話しかけて来た。
「まぁ…うん、元気だよ」
そんな話をしていると後ろから、女の人のせきごみが聞こえた。そこには、ものすごく強そうな格好の女の方がいた。
「マスター、早く今回の護衛に着いての説明を」
パパは苦笑いして僕たちに言った。
「この子は家のギルドの副リーダーのメルク・オーレット…かなり無愛想で怒らせると殺されるぞ…」
そんな事をこそこそとパパが喋って居るのを見て、パパの頭に銃口を向けた。
すると、パパは慌てて叫んだ。
「すみません、説明始めます…」
パパが集まった勇者達に呼びかけた。
「勇者の諸君!今回の護衛の参加人数は10人のみ!ココに集まって居る数はおよそ50人、そこで今からみんなで対戦して貰う!!!勝ち残った10人をクエストに採用する!パーティーで戦うもあり、ソロで戦うもありだ!今から1時間後にギルドの裏にある対戦場で行う、それまでに準備を揃えろ!!!」
やっぱり、パパも一様ギルドマスターなんだ…
僕はパパの事を見直し少し尊敬した。
僕は花音と澪達に聞いた。
「何か、勝てるいい案とかあるの?」
すると、花音が自信満々に言った。
「もちろん!晃大が悪臭を放って敵を鈍らせた瞬間に私が攻撃する!私なら鎧のおかげで匂いも軽減してるから近づける!余ったのを澪が後ろから処理、簡単でしょ?」
僕はそんなので大丈夫か心配だった。
「分かったよ、それで行こう…」
僕と澪は、花音の案に乗った。
「そう言えば、武器に名前付けたの2人とも?」
そう言えば!と晃大は思い出した。
横で花音は言った。
「あ〜私は決めてあるから問題ないわよ」
僕は驚いた。
「えぇ、花音武器に名前付けたら自由に武器を呼び出せるって知ってたの?」
すると花音は言った。
「うん、3日くらい前に澪ちゃんからね」
では、名前を付けてないのは、僕だけか…
腰のハンドガンを手に取った瞬間僕は驚いた。
「ハンドガンが割れてる…」
そう、前のオーガとの戦いで地面に落ちた時、割れたのだ。
僕はショックだった…買ったばかりなのに、、、
澪はやれやれとした表情で言った。
「仕方ないから、新しいの買いに行きましょ!」
僕は鼻水を垂らし涙目で言った。
「お金がありません…」
澪は呆れて言った。
「貸してあげるから行くわよ!」
僕は感謝して武器屋へ向かった。
最後まで見ていただきありがとうございます!
新しく『取り敢えず異世界行きゃいいと思ってんだろ 』を投稿しました。是非良ければ見て見てください。