第14話 アイズ参上その2
僕はアイズさんに聞いた。
「アイズさんは、モンスターが来るのに逃げないんですか?」
そう聞くと、アイズさんは言った。
「当たり前っしょ!私の目的はパーピィーじゃなくてオーガの討伐よ」
僕は閃いた。オーガにさっき習得したばかりのトレードを試して見たい…アイズさんが討伐しようとしてる魔獣を横取りしてしまう形になるけど、まぁいいかと考えた。
「僕たちもお手伝いします。アイズさん」
すると、アイズそんは言った。
「それはいいけどその、アイズさんってのやめてよ!私の名前は澪でいいからさ」
僕はアイズさんを改め澪と呼ぶことにした。
「で、コダインあんたの属性は?後横の…」
すると、横にいた花音が話をかけた。
「私の名前は、カノス属性は雷、宜しく!」
僕は名前を聞いた瞬間思った、やっぱりカノスってのは使うんだ…
僕もそれに続いて答えた。
「僕は闇属性です。宜しく!」
それを聞き澪は言った。
「私は炎属性、私が後ろからサポートするからカノスちゃんとコダインで何とか立ち回って」
僕はコダインと呼ばれた瞬間即座に言った。
「僕の名前は晃大って呼んでくれる?」
それを聞き澪は、察した。
「あー、うん、宜しく晃大」
そんな話をしていたら、足音の様なものが聞こえてきた。
そして僕たちの前にオーガが現れた…デカイ…3メートルはある…それを見た澪が言った。
「ちょっと小さいわね」
僕はその発言に驚いた。オーガについて質問する間も無くオーガはこちらを見て走ってきた。
「コダイン〜何とか食い止めといて〜」
そんな、澪の無茶振りなどされなくとも自分から食い止めに行っていた…いや、食い止めるんじゃ無くて倒す気持ちで僕は、オーガに突っ込んで行った。
「喰らえ!新魔法!!!トレーーー、、ぐはあぁぁ」
僕は突っ込み新魔法を唱えようとした瞬間、オーガの持っていた大きな金棒に叩かれた。
僕はかなり飛ばされ、澪のいた所まで飛ばされた。
澪はとても恥ずかしそうな顔をしてこちらを見ていた。見てみると僕は澪に抱きついていた…そして、僕は慌ててその場を退き謝った。
「ごめんなさい、わざとじゃないんです」
僕は目の前の武器が眼に入った…さっきまで遠くに居て何の武器か分からなかったけど、澪はスナイパーを使っていた。
「へ〜澪はスナイパー何だ」
すると、澪は答えた。
「そうよ、名前は零式」
「武器に名前なんてあるの?」
僕は何気なく聞くと澪は顔をしかめた。
「あんたバカなの?武器に名前つければ、武器は名前を付けると自動で現れるのよ!だから、持ち運びが入らないの!で、剣なら鞘に収めれば自動で消えるわよ。ハンドガンとかの遠距離や鞘のない刀は『解消』って言えば消えるわよ」
僕はかなり良い情報を貰った。
僕は気付いた、そんな話をしている間、花音がオーガと交戦していた。さすが花音だ!異世界に来て日も浅いのにスゴイ…
花音は叫んだ。
「コレで終わりだぁーーーーーー!!!!!!」
そして、オーガの首を切り裂いた。
オーガの頭が地面に落ちた瞬間オーガの体が崩れだした。すると、液体の塊が3つに分かれオーガが3体に成った。
「あれが、この辺に住んでるオーガの特徴なんだ、小柄な代わりに、瀕死状態の時体を分離させる事が出来る…」
澪はその事は事前に知っていた。
「本当は、あんたらがあいつを瀕死状態にさせたら、私が狙撃して終わらせる予定だったけど、あんたが突っ込んで来たせいで準備出来なかったし…あのオーガは熱に弱いはずよ」
僕は話を聞いて必死に良い秘策を考えた。
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4話の文字のミスなどを修正しました。見ていただけたら幸いです。