第12話 ハーピィー何て倒しちゃえ!
僕は、花音の魔法を見てから、僕にも、もっと攻撃系の魔法とかを習得したいと思った。
そして、この事をパパであるミカエルのギルドマスターに相談しに行った。
「すみません、ギルドマスターいますか?」
窓口のお姉さんが出て来た。
「少々お待ちください」
そして、しばらく待つとお姉さんが出て来た。
「すみません、逃走中の時の仕事に追われていまして、今は出られそうにありません」
僕は、窓口のお姉さんに一様聞いて見た。
「あの〜お聞きしたいんですけどぉ〜攻撃魔法とか手っ取り早く覚える方法とかってありませんかね?」
すると、何だという顔で、笑いながらクエスト依頼の紙を取り出した。
「でしたら、このクエストなどはどうでしょう?」
見てみると、ハーピィーの撃退もしくは討伐という物だった。
「何なんですかこのクエストは?」
お姉さんが優しく説明をしてくれた。
「このクエストでは、ハーピィーを討伐すれば必ず初級魔法ですが、攻撃系の魔法を習得できます。もし、討伐出来ず撃退と言う形でも運が良ければ魔法を習得できますよ」
僕は、直ぐにこのクエストを受けた。
だが、受けたはいいが1人では恐らく討伐は困難…
グレムリンの時も僕1人だったら負けていただろう。
気に食わんが花音を誘い、とどめだけ僕がやればいいか…などと考えながら花音の家に向かった。
「花音〜クエスト行こうぜ!」
花音は、めんどくさそうな顔をして答えた。
「えぇ〜行ったばっかじゃんかぁー」
「いや、ほら、花音も家を借りてる事だし…家賃調達になんて〜」
そう、最初に転生した時の家には、僕が住むことになり家賃は、月に5万ポイントだ。
アルカディアの世界では、円とは言わずポイントと言う。
花音は、中身が男でも見た目が今は女の子のため別々に住むことになった。
花音の家の家賃は、月に25万ポイントと結構リッチな家に住んでいるのだ…
そのせいで僕たちは、報酬を分け合わず一緒に使ってしまったせいで残り25万ポイントと次の次の家賃を払ったら貯金は0ポイントになる。
花音は少し考えて槍を取った。
「確かに家賃代のストックもあるしクエストいきますか」
僕たちは、クエストに向かった。
前の様に近くの山ではなく少し離れた場所の岩場に向かった。
「ん〜報酬4万ポイントってちょっと安くない?さらに討伐成功率が15%って低すぎでしょ!」
花音がクエスト報酬のポイントにケチをつけながら歩いていた。
確かに安い、攻撃系の魔法を習得できると言うことでやはり参加してる勇者が多いせいか報酬も少ないのだ。なのに成功率がとても低い一体どんな魔獣何だ?
森が開けた瞬間僕たちが見たのは、沢山の勇者達だった。
花音は走って他の勇者に尋ねた。
「すみせん、何でこんなポイントの少ないクエストに参加してるんですか?」
すると、1人の勇者が笑いながら答えた。
「決まってるじゃねーかよ!ハーピィーを倒せば攻撃系の魔法を確実に習得出来んのよ!」
その話を聞いた瞬間僕は頭を抱えた…
花音は槍を僕に突き立て言った。
「あなた…その為に私を…」
そんな会話をしていると、周りの勇者達が叫び出したい。
「いたぞーーー」
「まぁ〜可愛い」
「可愛いでちゅね〜」
ん!?可愛い?僕たちは勇者をかき分けて前に出た、すると…
目の前には小さくて、とても可愛らしい姿のハーピィーがいた。横にいた花音もハーピィーの虜になっていた。なるほど、成功率の低い理由が分かった。
でも僕は、容赦なしにハンドガンを出し、ハーピィーめがけて撃った。
すると仕留めることは出来なかったものの絣はした。
すると、花音や他の勇者達からブーイングの嵐を受けた。
だが僕は、構わずハンドガンをハーピィーに向け、剣を抜きハーピィーを攻撃した。
そう、僕は攻撃系の魔法を手に入れられるならどんな可愛らしい魔獣でも、容赦無く殺す。
そして、ハーピィーの片翼を切り裂いた。
地面に倒れたハーピィーめがけて僕は、容赦無く撃った。
「やった!ハーピィー倒したぜぇ!!!」
すると、スキルリングに文字が浮かび上がってきた。
最後まで見ていただきありがとうございます。
2話も文章を修正しましたので見ていただければ幸いです。