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吐瀉  作者: ぺけぺけ
5/6

 いつまでもその場に留まろうとする我が儘で小さな意志を濁流が飲み込み、小さな意志は川の底で削れ去りながら静かに涙を流した。


 あの怒りは、あの喜びは、あの悲しみはどこへ流されたのだろう。


 また探せば見つかるだろうか。


 いや、もう二度と同じものは見つからないだろう。


 海にたどり着いた小さな意志は擦り切れた膝をかばいながらノロノロと歩きだした。


 行くあてなど何処にもないがとにかく歩くしかなかった。


 止まることなど誰にも許されない。


 海の底を彷徨うなかで小さな意志は色んな宝物を発見した。


 今度は流されてしまわないように宝物をしっかりと抱え、小さな意志は深い眠りについた

 

 

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