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“いつか書いてみたいと思います”え? 今じゃなくて? もったいない!

長々としたろなの創作遍歴から、“まずは、執筆活動を始めてみようぜ!”と創作活動のすゝめを書いてみる。

長々と、創作遍歴を語ってます。

 まず、すごく不思議に思うのは、“いつか書いてみたいと思います”という言葉。

 読み専の方のお言葉だと思うのですが、……うん? 書きたいのに書かないの? なんでだろう。もっと言うと“頭の中で構想はできているのですが、いつかは……”……ええ? もっと謎です。構想できてるなら、書けるじゃないですか!


 簡単に言いやがって、とか怒らないでください。

 条件を“物語を形にする”だけにするのであれば、物語好きなら書けると思うのです。ランキングに載るかとか、PVだとか、そういうことは、また、別問題です。




 ちょっと、私の話を聞いてください。私の創作遍歴です。ちなみに、私こと、ろなは20代前半女子でございます。



 初めてハマったのは、小学3年生の頃、とある魔女っ娘(?)本。そこから、私の物語ブームが巻き起こったのであります、はい。で、その頃、初めて、少女マンガを手にしています。これが、今に繋がるきっかけです。


 実は、最初にハマった創作活動は、マンガ的イラストを描くことでした。絵を描くだけに飽きて、描いた絵に吹き出しをつけました。もし、私が好きな“このマンガ”と、“このマンガ”の主人公が出会ったらどうなるか、そんな妄想を1コママンガにしました。


 私の友達が私の絵を見て、“私が物語のストーリー考えるから、ろながそれをマンガにしてよ”と勧誘されました。ふたつ返事で了承。……はい、ようやく、小学6年生まできました。

 ちなみに、この共同マンガ、小学校卒業と共に、友達が遠くの寮制の学校に入ったため、“前作の主人公の子供編☆”に関しては自然消滅ならぬ自然頓挫です。

 卒業少し前から、ストーリーも自分で考えた完全自作のマンガを書き始めています。初めての本格的な創作活動と言ってもいいでしょう。おそらく、小説だとか、テレビだとか、友達から借りたマンガだとか、色んな作品に影響され、複数の作品のいいとこどり――というか、自分好みの設定を少しずつもらってできた作品だと思います。しかし、“これに影響されたんでしょ”とはっきり指摘できるほど既存の作品の原型は残っていなかったので、まあ、頑張っていた方でしょう。

 え? 絵の出来? 聞かないでください。顔が引きつるレベルです。恥ずかしくてお見せできません。


 しかし、マンガって、定規使うし、消しゴムのカスがすごいし、場所も取るしで、描く準備をするにも片付けるのにも手間です。中学校にあがって、部活やら課題やらで時間に余裕がなくなり、頓挫。


 そんな時に、部活の先輩に、とある少年マンガの夢小説(乙女の妄想、もとい、主人公の名前を自分の名前に変換して読むことができる、いわゆる、二次創作小説)の素晴らしさを語られました。語られたら、気になってしまいますよね。そんなに素晴らしいのか、と。

 余談ですが、自宅で例の夢小説を検索するも、原作を知らないのでわけワカメという残念な結果に。乙女の妄想であることしか理解できませんでした。


 後日、先輩がオススメ少年マンガを貸してくれ(前述と別のマンガ)、見事に陥落。ええ、面白かったんです。となると、例の夢小説は、このマンガに関しても書かれているのかが気になりまして……結果、このマンガの夢小説は、恋愛が中心でない長編ものであれば面白いことを知ります。

 それに感化された路菜ろな(二次創作でのペンネーム)氏。当時、自分の携帯・パソコンを持っていなかったため、戯れにノートに夢小説を書き始めます。最初は小説とも言えないような台本書きでした。

 ひとつ余談。学校の休み時間に、例の私のノートに興味を持った友人(授業中にこっそり書いてたので、机に出しっぱなしになっていたのです)がいました。ノートを読んだ結果……“へー。なんか、面白い。私もやる”……巻き込み事故。友人とは、お互いにノートに書いた自分の夢小説を見せあいっこする仲に。そして、その後、自分の作品と友人の作品のコラボ的番外を、ノートに交互に書いていくという交換ノートもどきが発足。2人が巻き込み事故の被害に遭いました。


 はい、次の転機は高校1年生、冬。携帯を手に入れる。やったね! これで、ノート卒業だぜ! ネットで書くべし! ……ということで、ようやく、ネット小説。もちろん、例のマンガの夢小説です。


 ……さて、ようやく、ここまできました。ここで、この時に、書いていた自分の小説の批判をしたいと思います。

 まず、情景描写が稚拙。間違った意味で言葉を使用している。なぜか、途中から3人称から1人称へとチェンジ。なぜ。その他、文章に統一性なし。執筆ルールなんて、もちろん、無視。完全スルー。ってか、ルールがあること自体、知らなかったんですけどね。褒めていいところは、心理描写が丁寧だったことでしょうか。……丁寧というか、主人公の二心やら葛藤、そういう類の激しい感情を積極的に突っ込んでいたと言う方が正しいかもしれません。

 激しい感情を書き殴るということは、作者目線からしても難しいことではありません。設定をきちんとすることや、そういう感情を持つに至った過程さえ抑えていれば、その人物の激情は、難しく考えずとも簡単に想像でき、文字に起こせます。その上、読者の心を揺さぶることもできるし、印象にも残ります。


 実際、あんな文才だったのに、マイナス点を指摘するような感想はなく、複数登録していた個人ランキングサイトさんで、ランキング上位に載せていただいてました。

 ……ただね、私は思うのです。誰か、拙作の不出来さをとことん指摘してやってくだされば、もう少しマシなものが残せたのではないかと――いや、責任転嫁はいけません。ごめんなさい。ただ、心理描写以外は、本当にクソだったということは記しておきましょう。

 ……ああ、そういえば、夢小説の読者層がミーハーな人で、ある程度、形になっていて、物語が面白ければ細かいことは気にしない傾向にあったのではないかとも思います。

 ただ、これは、私のファンタジー作品の原点であったことは確かです。


 あと、この時期に、学校の同級生に、ネットにて創作活動をしている同志を発見しました。もちろん、即お友達ですよね。彼女は、二次創作(BL)中心に活動していました。


 で、ある程度、二次創作を楽しんでから、ふと、この感じからいくと、オリジナルの作品も書けちゃうんじゃないかなぁと、烏滸がましくも思いまして……ようやく、オリジナル作品へ。

 しかし、ファンタジーって世界設定が大変というイメージがあったので、あえて、現代ものの作品にばかり手を付けていました。


 しかし、稚拙な文章というのは、そうそう、簡単に直るものではありません。今の私から見て、ようやく、読めるレベルになったと思う作品は、オリジナル作品(長編)4作目。それまでの作品は、とてもじゃないけど、幼稚な印象を抱く作品ばかりで、恥ずかしくて目もあてられません。で、5作目にしてヒット。投稿サイトは魔法のiらんどさんです。ジャンル別3位、総合69位って記録では残ってます。


 執筆ルールについてですが、私の小説がルールを無視していることを教えてくれたのは、例のBL中心に二次創作してたリア友。オリジナル5作目の途中のことです。それまでは、小説にも執筆ルールがあることなんて知りませんでした。……愛しき友よ、もっと早く教えてくれてもよかったのではなかろうか……。




 ああ、長かったですね……。

 何が言いたいかって?


 初めは、とんでもなく駄作でありました。色々とステップ踏んできてます。幸いその時その時のレベルに合わせた場所で活動をしてきたので、悪い点をあまり指摘されず、心折られる機会はありませんでしたが、それと同時に、成長も遅かった気もします。何せ、他の方の作品やプロの書籍を読み、自然と自分の作品の稚拙さに気付くしかなかったもので。


 いや、だから……まずは、書いてみたらいいんじゃないかなぁと思うわけです。


 もうひとつ経験則で言わせていただくと、プロが書く書籍を含め作品をたくさん読んでいるからと言って、うまく作品が書けるわけではないと思います。実例が私です。

 私が思うに、普通の人であれば読み手目線で読書をしているわけですので、書き手としての経験値がゼロなんです。執筆の難しさを経験し、その上で読書をすると多少は書き手目線の読書となるはずです。そこで、ようやく、書き手としての経験値が積まれていくのです。



 初めから綺麗に書けるわけないですが、例え、執筆したものが駄作となろうとも、書かない限り前進はしません。何作も書いていくと自然とよりよい書き方がわかるようになり、執筆に関する自分の特徴も出てきます。物語というものに対する愛と向上心があれば、いつかある程度は綺麗な形になっていくものだと思います。




 以上、ろなの執筆活動遍歴を(自虐ネタに)語る、執筆のすゝめでした。

……まあ、まだまだ私も未熟者なのですけどね。がんばりまーす。

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