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第7話:闇組織の接触、異世界の力を狙う者たち
翌日、司が教員室に入ると、見慣れない人物が座っていた。
「……あなたは?」
黒いスーツにサングラスの男が微笑む。
「君の能力に興味がある。少し話を聞かせてもらえないか」
司は警戒を強める。
明らかに異世界の力に詳しい存在だ。
校長に連絡すると、校長も顔を曇らせる。
「この組織……昔から異世界の力を狙っていた者たちです。君を狙う可能性が高い」
司は心を引き締める。平和な日常の裏で、別の戦いが動き出していた。
廊下を歩く司の背後に、微かな影が動く。
それはまだ形を持たない残滓の一部。
「……気を抜けないな」




