表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
95/189

95.戦いの始まり

「後衛はいったん下がれ!炎が前衛まで届きそうだ!」

敵の指揮官らしき人物が指示を出し、後方の部隊を下がらせていく。


指揮官か。

まずはヤツを狙おう


俺は手のひらに魔力を集め、狙いを定める。

そのまま黒いレーザーを発射!


ジュッ!

「ぐああぁぁ!???」

指揮官が驚きと痛みの混じった声をあげる。


俺の狙い通り、レーザーはヤツの足を消し去った。

敵の指揮官がこのまま放置されるならそれでいい。

回復魔法なんかを見せてくれれば、レオに良い情報が渡るのではないかと期待しての攻撃だ。


「くっ!回復部隊がいない!これを使うしかないのか」

指揮艦は悔しそうに言って、腰から液体を取り出し、飲んだ。


すると、すぐに足が生えてきて、体が元通りになった。

回復魔法ではなく、治療薬か?

俺が考察していると、いつの間にか、


「お前か!」

敵が近くまで飛んできていた。


さて、選択肢は2つだ。

戦うか。

逃げるか。


レオには極力逃げるように言われている。

俺では三流の敵しか殺せないそうだ。

だが、逆に言えば、三流の敵なら殺せると言うことだ。


「あばよ!」

俺は羽を広げて逃げる。


「あっ!待て!!」

逃げる俺を敵は追いかけてきた。


勝てる可能性があるからと言って、わざわざ戦う必要もない。

この敵が三流かも分からないからな。

行動から考えると三流のようだが、頭が良くないだけで戦闘は一流かもしれない。

とりあえず、魔眼で燃やしておこう


「ぐわっ!?燃えた!?いつの間に魔法を」

敵は魔法だと勘違いしているな。


これは色々試しても魔法だと勘違いしてくれるんじゃないだろうか?

魔力吸収しても、魔法だと勘違いされるんじゃないか?

実験だ!実験!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ