93.罠の効果
平行執筆中作品。
悪役令嬢になるはずだった闇の女王 ~悪役令嬢に転生したから、闇の組織を作っとく~
ムシャムシャ。
俺は魂の再度の1つを食べる。
最後のヤツはしぶとく、魔力が異様に多かった。
そして、その分味も良かったぞ。
「見つけたぞ!ザコどもぉ!!」
大きな声で誰かが叫んだ。
明らかに敵の台詞だな。
俺は声が下方向に敵を見つけた。
敵は20人ほど。
どんな罠が発動するのか見ておこう。
今後の参考になるかも知れない。
「死に晒せぇぇ!!」
敵はとてつもない速さで槍を持っているこちら側に兵士に突撃してきた。
だが、
「「「「うわあぁぁぁ!!???」」」」
敵は情けない声を出して急に転ぶ。
シッカリ見えたぞ。
今、敵の背中に何かが張り付いた。
それが張り付いた瞬間に敵は転んだから、あの張り付いたモノが罠だろう。
「ぬおぉぉぉぉ!!???」
「体が動かぬぅぅ!!???」
どうやら動けないようだ。
動けないのは張り付いたモノの効果だとは思うが、どんな原理なのだろうか?
そこまでは見ただけでは分からないな。
「っ!?ま、魔力が!?」:
俺が魔力吸収の魔眼を使うと敵はすぐに反応した。
敵の動きを止め、後は魂にとどめを刺す。
なんと嫌らしい攻撃だろうか。
俺もこんな事をされたら勝てる気がしない。
「ん。もう終わりか」
考え事をしている間に食べ終わってしまっていた。
俺が残念に思っていると、視界の端にレオが映った。
どうやら作業は終わったようだ。
「偵察部隊を僕たちは倒した!これからは敵が大量にやってくるだろう。前面衝突となる。心して書かれ!!」
「「「「うおおおぉぉぉぉぉ!!!!」」」」
レオの言葉に応えて一般兵が雄叫びを上げた。
ここからが本番になるのだろうか?
俺も気をつけなければな。