91.空中戦闘
平行執筆中作品。
悪役令嬢になるはずだった闇の女王 ~悪役令嬢に転生したから、闇の組織を作っとく~
さて、空中から戻るわけだが。
もちろん何も無く帰れるはずも無く。
「敵だ!殺せぇぇ!!!」
数名の敵に発見され、攻撃を仕掛けられた。
レオからは、正面から戦っても今の状態では勝てない。
と言われているので、全速力で逃げている。
もちろん、発火の魔眼を使ったりして敵の追跡を妨害したりはしているが。
「ぐああぁぁぁ!!!」
「体が燃えてる!?」
「魔術に気をつけろ!多重障壁を張るんだ!!」
敵も空を飛んで追いかけてきていた。
魔法ってすごいんだなと改めて実感している。
飛行機にも乗らずに空が飛べるんだからな。
俺が言うのも何だが、うらやましい限りだ。
俺も早く魔術が使えるようになりたいな。
これが終わったら練習しよう。
「あ、れ?制御が、できな、い」
「か、体が、勝手に」
俺の思考能力低下によって、敵との距離をかなり開くことに成功した。
どれだけ早く飛べても、脳が追いつかなければ使えないからな。
一瞬で景色が移り変わっていくことに反応できるわけがない。
そうして距離を広げて見失わせ、俺はレオの所へと戻った。
「帰ったぞ」
俺はレオに声をかける。
「おっ。おかえり」
レオは何か作業をしているようで、1度こちらを向いたがすぐに手元へ視線を戻した。
「あっ!悪魔さん!どうでした?」
近くにいた人間が声をかけてくる。
人間は人間で、何か作業をしていたようだ。
手には木槌が握られている。
何を作っているのだろうか?
「一応レオに頼まれたとおり、敵の持ち物を奪ってきたぞ」
俺は持っていたモノをどさっと地面に置く。
すると、レオがものすごい速さで幾つかのモノを奪い取った。
奪い取った中に銃も含まれてたし、この世界に悪影響を与えかねないモノを奪ったんだろうな。
そういう所にも配慮ができる当たり、手慣れているな。
おそらく、人間にはレオの行動が見えていなかっただろう。




