88.侵略者戦作戦会議
平行執筆中作品
悪役令嬢になるはずだった闇の女王 ~悪役令嬢に転生したから、闇の組織を作っとく~
「それじゃあ、そういうことでよろしく!終わったら報酬とか渡したいからこっちに来てね」
レオにそう言われ、俺は人間の待っている世界へと帰った。
俺がさっきの世界に帰ると、もう1人のレオがこっちを見て薄い笑いを浮かべていた。
何か企んでいるように見える。
怖いから放っておこう。
「あ!悪魔さん!」
しばらく敵の様子を見ていたりしていると、人間がやってきた。
そう言えば、コイツにどうするか言ってなかったな。
味方に連絡を取るって言ってたんだっけか?
「どうですか?協力していただけませんか?」
上目遣いで人間がそう言ってきた。
「ああ。協力しよう。だが、報酬として敵の魂は貰うぞ」
俺がそう言うと、人間の顔が明るくなった。
「本当ですか!悪魔さんが味方に付いてくれるなんて心強いです!もちろん魂は持って行って下さって構いません!」
早口で言ってきた。
かなり興奮しているな。
落ち着けた方が良いだろうか?
思っていると、手の甲が熱くなった。
契約完了だな。
よし!やってやる!
「リベン。ちょっといい?」
俺が意気込んでいると、レオが話しかけてきた。
何だろうか?
あの人間がソワソワしていると思ったが、俺もソワソワしていたか?
それだったら、落ち着かないといけないな。
「問題があったか?」
「いやぁ。問題はないんだけど、リベンには奇襲をして欲しいんだ」
レオがそう言って作戦を伝え来た。
なんと言えば良いんだろうか。
エグい作戦だった
作戦内容を考えてたから、さっきの笑みから恐怖を感じたんだと思う。
「それじゃあ、よろしくね!」
明るい声をかけられ、俺は送り出された。
「死なない程度に頑張ってくる」
俺はそう答えて地中へと潜っていった。
地中からの奇襲とかセコいこと考えるよなぁ。